満員電車のストレスは戦場の兵士以上

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数あるブログの中から、目を通して頂きありがとうございます。

タイトルのことは周知の方も多いかと思います。
英国放送協会(British Broadcasting Corporation)
一昔前にBBCの報道で有名になった文言です。

「いやいや、満員電車と銃弾飛び交う戦場のストレス値が同じわけないじゃん! 極論だなぁ~」

社畜だった頃の私の率直な感想です。

極論ですが裏を返せば

「毎日満員電車に乗っている人は全員、戦場に行ってもノープロブレム!」

ってことです。

どうでしょうか、退勤する時に上司から

「あ、明日から戦闘地域経由で出社してOKだよ。満員電車よりマシでしょ?」
「ですね、ありがとうございます!」

ってならないですよね! 
・・・ならないですよね?

冗談はさておき。
このストレス数値の根拠として挙げられているのは・・・

①知らない人との密着
②予期できない電車の揺れ
③身動きが取れない
④遅延による予定の乱れ
⑤閉鎖的な空間による不安感

などです。
自分で状況をコントロールできないからストレスを感じるというのです。
私も満員電車に乗ってる時期がありましたが、戦場にいるほど強烈なストレスを感じていたか・・・と言われると「ノー」です。

むしろ、パワハラ上司の視界に入ってる時の方がよっぽど戦場でした。
(上司の気分なんてコントロールできるわけないです)

電車内でストレスの実感が無かった理由として考えられるのは、慣れのせいかもしれません。

間は環境に適応する力がバツグンに優れています。

満員電車のストレスだけではなく、日常生活で「そういうモノ」と慣れてしまうことって多々ありませんか?

特に人は受動的に掛かるストレスには、かなり耐えれるようになっています。

「初のバンジージャンプ、運ばれて飛ぶか、自ら飛ぶか」で考えて見て下さい。
バンジージャンプ.png

(こんなに喜怒哀楽の感情も無く飛べる人はいないでしょうが)

自ら飛ぶ時の方が数倍怖いはずです。
先端に行くにつれて足がすくむ、立ちくらみする、緊張で気持ち悪くなってしまう・・・など症状も出てきます。

自分から何かをするっていうのは、人にとって結構ストレスなんです。
一方、誰かに何かをされるのは同じストレスでも案外受け入れて我慢できてしまう。

そんな受動的なストレス耐性が強い人類なのに!
パワハラ上司の視界に入るというストレスは、私にとってバンジージャンプを自ら飛ぶ以上のストレスでした。

BBCの報道が真実だとするならば、
満員電車のストレスより強く感じるストレスはもはや猛毒です。
毒ガス.jpg

↑こんな感じ↑モクモクです。

毎日、この猛毒を吸って元気でいられるはずもありません。
だって、「戦場の兵士以上のストレス」より強烈なストレスなんですよ!

もはや、moreストレスを超えたbestストレス!!(なんだそれは!)

「毎月20万円あげるから、毎日この毒ガスを吸ってくれ」と言われているようなものです。

文字通りどこかでガス抜きもできないのならば、環境を変える必要があるかもしれません。

耐性があるはずの受動的なストレスを受け流し切れない。
これはもう、人類のキャパシティーを超えています。

選り好みせずに一旦は受け入れることは確かに大切です。

しかし、許容できないモノは許容しようとしないで下さい。

それは毒です。許容すると死にます。
不思議なことに鈍器で人を殴ると捕まりますが、この毒を使って人をボロボロにしても法律では裁かれないことが多いです。

頑張ってしまう方も多いことでしょう。
周囲の人がどうとか、自分の努力不足とか、期待に応えたいと考える次元のことではありません。

シンプルに
「できんものはできん!!」
「嫌だからやりたくない!!」

で良いと思います。

無理にしょい込み過ぎても誰も懇切丁寧に助けてくれません。
貴方のことを守れるのは貴方のNO!という気持ち以外ありません。

「NO!という勇気を!」という某ポスターを貴方の机にでも貼っておいて下さい。
ちなみに私は退社した翌週から腹痛・目の痙攣・偏頭痛がピタッと無くなりました。





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