一発合格という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
現役の大学受験生の方には耳慣れないかもしれません。
司法書士や宅建などの資格試験において、
最初の受験で合格したとき、「一発合格」と呼ばれます。
試験を受けるときは、
どんなに残り時間がなくても一発合格を狙ったほうがいいです。
少々無理なスケジュールでも大丈夫です。
勉強を始めてすぐの時期はモチベーションも高く、
思った以上にこなせます。
受験勉強を続けていると、その「勢い」や「新鮮さ」が、
あっという間になくなっていきます。
私は司法書士を受験したときに失敗しました。
数年かけて合格するのが普通であると聞き、
はじめから数年計画を立ててしまったのです。
3回、本試験を受けましたが、
3回目を受けるころにはモチベーションもほとんどなくなってしまい、
結局受験をあきらめました。
司法書士を目差した動機が弱かったこともあるかもしれません。
とはいえ、長期にわたって勉強し続けることは並大抵のことではなく、
だからこそ短期決戦に持ち込むことが大切だと思います。
勉強した時間が長いからといって、実力がつくとは限りません。
一方、宅建は一発合格しか考えていませんでした。
準備期間が3ヶ月ぐらいしかなかったため、
試験で最も重要である過去問に絞りました。
とにかく時間不足ということが頭にあるので、
無駄なことは一切できません。
テキストはほとんど使わず、
過去問を集中して勉強したことが功を奏したのか、
何とか一回で合格できました。
テキストや予想問題集に手を出していたら、
合格できなかったかもしれません。
さらに、宅建を受ける際は、ある秘策がありました。
「勉強の自動化」という最強の武器があったのです。
ともかく、鉄は熱いうちに打て、との格言にもあるように、
気持ちが冷めないうちに、短期決戦で挑むことをお勧めします。