【教養としての読書】源氏物語⑤ 登場人物の紹介

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こんにちは、ココナラドクターです。
薬師寺は天武天皇が皇后鵜野讃良皇女(うののさららのひめみこ・後の持統天皇)の病気平癒を祈って発願・持統天皇の代で完成しました。
写真の金堂(こんどう)には、薬師如来と左右に立つ日光菩薩、月光菩薩が安置されており、薬師如来はいわば医師、日光菩薩は日勤の看護師、月光菩薩は夜勤の看護師と解釈することができます。

①夕顔(ゆうがお)
 父親の死後、落ちぶれてしまい、頭の中将(とうのちゅうじょう)の愛人と
 なる。病気の乳母を見舞った際に、隣家に咲く夕顔の花を気にいった源氏は
 その夕顔の主人と手紙のやり取りをするようになり、才知に惹かれるように
 なる。デート中、六条御息所の生霊に襲われ、亡くなる。
 帚木 (ははきぎ)の巻では、源氏や頭中将 (とうのちゅうじょう)等が
 好きな女性のタイプを語るシーンがあり、雨夜の品定めとして知られる。
 その中で、夕顔は「引っ込み思案のいい女」として源氏が懐かしんだ。

②紫の上(むらさきのうえ)
 源氏の父親の後妻であった、藤壺の女御(ふじつぼのにょうご)の姪にあた
 る。子供のとき源氏に引き取られ、彼好みに育てられた正妻格の女性。
 源氏がロリコンと呼ばれる、最大の所以である。
 晩年は、愛人を作る源氏に悩み、出家を申し出るが、許されず亡くなる。

③花散里(はなちるさと)
 源氏にとって古妻の1人。家庭的で素朴。
 正妻の葵の上が亡くなったのち、源氏に依頼され、息子の夕霧(ゆうぎり)
 を育てた。

④朧月夜(おぼろづきよ)
 源氏の政敵である、右大臣家の姫。源氏の兄の朱雀帝(すざくてい)の妃で
 あったが、源氏に言い寄られてしまう。
 これがきっかけで、源氏は須磨に追いやられてしまう。

⑤明石の君(あかしのきみ)
 源氏が須磨に追われている間に、作った愛人。
 気品と知性を持ち合わせ、源氏との間に娘を設ける。

⑥明石の姫君(あかしのひめぎみ)
 源氏と明石の君との間に生まれ、紫の上に育てられる。
 のちに皇后となり、明石の中宮と呼ばれた。
 紫の上の最期を看取る。







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