相変わらず堅調だが・・・さすがに今日は上値の重い展開となるのか? 日々是相場-朝刊-

記事
マネー・副業
日々是相場-朝刊-2021年1月20日(水)
NYダウ    30,930.52 △ 116.26
NASDAQ  13,197.18 △ 198.68
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 28,710 円 △ 40 円
NY為替      103.87 円
日経平均  28,633.46 円 △ 391.25 円
本日の「朝一番!」動画

朝のライブ配信 -今日の相場見通し-  (8:35開始です、この時間以外でも見られます。)

昼のライブ配信 -お昼の相場見通し-  (12:20開始です、この時間以外でも見られます。)

夕方のライブ配信 -明日の相場見通し-  (原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)

☆ 米国市場 ☆
新財務長官の大規模経済対策指示で大幅高
 連休明けの米国市場は連休でのヘッジ売りの買戻しを交え買い先行となり、ナスダック指数は大幅高となった。イエレン新財務長官が議会の公聴会で大規模な経済対策の必要性を訴えたことが景気回復につながると期待され、景気敏感株などを中心に買われた。一方、金利の低下を受けて金融株が安く、ダウ平均は堅調となるに止まった。
 景気対策が期待されて買われたが、裏返せば、それだけ新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかで景況感に対する不安が大きいということだろう。決算発表が本格化するなかで、景気対策などを織り込んで楽観的な数字を出してくるのか、新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気して悲観的な数字を出してくるのかが注目される。
 個別には景気対策期待でボーイングやシェブロン、スリーエムといった景気敏感株が買われ、アメリカン・エキスプレスも大幅高となった。マイクロソフトやセールスフォースなど「巣ごもり関連銘柄」も高く、アップルやアマゾン・ドット・コム、テスラやネットフリックスも堅調だった。一方、コカ・コーラやマクドナルドなど消費関連銘柄の一角やプロクター・アンド・ギャンブルなどディフェンシブ銘柄の一角が軟調、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなども売られた。
☆ 本日の相場 ☆
 昨日の日本市場は米国市場が休場となるなかで夜間取引の日経平均先物が高かったこともあり、買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後も米国株高期待などから買い急ぐ動きも見られて大幅高となった。最後は手仕舞い売りも嵩んで上げ幅縮小となったが、大幅高となった。
 米国株が堅調、特にナスダック指数が大幅高となったことから本日の日本市場も買い先行となりそうだ。既に米国株高の要因は日本市場では織り込まれている面はあるものの、日本でも米国と同様に景気対策なども期待される可能性もあり、また、日銀の金融政策決定会合を控えて追加緩和期待などもあり、売り難さが見られそうだ。金融政策決定会合で何も変わらないとなれば手仕舞い売りも嵩むのだろうが、その前に買戻しを急ぐ動きもあるかもしれない。
 28,000円を試す動きになるかと思ったが、米国の経済対策期待で買われ大幅高となった。本日も堅調となると再度29,000円を試すという期待が出てきそうだ。ただ、個々の銘柄を見てみるとさすがに上値の重いものも多く、指数に影響の大きな銘柄次第だが、上値は限られると思う。当面29,000円を試すというよりは28,000円台後半を上値とし、28,000円や27,500円という水準での下値を試す方向に行くのではないかと思う。
☆ 本日の注目点 ☆
6カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
20年12月と20年の主要コンビニエンスストア売上高(日本フランチャイズチェーン協会、14:00)
20年12月と20年の訪日外国人客数(日本政府観光局、16:15)
20年の訪日外国人消費動向調査(観光庁、16:15)
日銀金融政策決定会合(21日まで)
1月の中国最優遇貸出金利(LPR、10:30)
マレーシア中銀が政策金利を発表
20年12月の英消費者物価指数(CPI、16:00)
1月の全米住宅建設業協会(NAHB)の住宅市場指数(21日0:00)
カナダ中銀が政策金利と金融政策報告書を発表(21日0:00)
バイデン氏の米大統領就任式
ブラジル中銀が政策金利を発表
海外10~12月期決算=プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、モルガン・スタンレー、ユナイテッド・ヘルスグループ
☆ 銘柄ニュース ☆
再び手仕舞い売りに押されるか
ニチコン(6996) 1,363 △ 30
 2021年末までにフィルムコンデンサーの生産能力を倍増させると新聞で報じられた。電気自動車(EV)向けの需要が増大、自動車メーカーや系列部品メーカーへの販売に加え、日本電産(6594)への供給も決まった。
グローリー(6457) 2,041 △ 8
 携帯端末などを使った注文や決済事業を手掛ける企業と資本・業務提携したと発表した。飲食店を中心に券売機を納入しており、客の現金決済などの利便性向上を狙う。
伊藤忠(8001) 3,092 ▼ 10
 米国で太陽光発電を大規模受注したと新聞で報じられた。原子力発電所3基分に相当する規模となる。
島津製作所(7701) 4,165 △ 60
 仏エネルギー大手と共同研究契約を結んだと発表した。フランスやスペインの大学も含めた4者で研究を進め、バイオ燃料の品質安定化に役立つ分析システムの開発を目指す。
ウェザーニューズ(4825) 5,050 ▼ 10
 気象に応じた鉄道の運行判断を支援するサービスをタイ国有鉄道に提供を始めたと発表した。海外への提供は台湾に次いで2件目で東南アジア諸国への展開を目指す。
リコー(7752) 732 ▼ 2
 人工知能(AI)を使い、中古住宅の売却物件向けに部屋の内部の写真を自動で装飾できるサービスを始めると新聞で報じられた。合成写真を見せることで買い手側の暮らしを想像しやすくする。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
米国市場は引き続き堅調となっているが、個々の銘柄でみていくとさすがに上値の重くなっている銘柄も多い。ここからの決算発表次第という面もあるが、経済対策期待で買われるといっても買われすぎている感もあり、上値の重い展開が続くと思う。
日本でも景気対策期待が高まると思うが、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことにはGoToキャンペーンなどの景気対策も始まらないということなのではないかと思う。さらに、楽観的な見方も多く、既に買われすぎている面もあり、金融政策決定会合が終われば買われすぎているものから売られる場面もあると思う。
決算動向が気になるところだと思う。思ったほどの決算や見通しが出ないと売られるというよりは思った以上の決算でないと売られるということになりそうだ。引き続き底値圏にある明治HD(2269)などの食品株や再度下値を試す動きとなっている日水(1332)などの水産株に注目だ。
日水(1332)は「三役好転」となったものの目先的な過熱感から雲や基準線、25日移動平均線や75日移動平均線のサポートを確認する展開となっている。ここで底堅さがみられれば反発となるなのだろう。