だから、日経平均VIには気を付けろって! 日々是相場-夕刊-

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マネー・副業
日々是相場 -夕刊-   2020年10月30日(金)
日経平均   22,977.13 円 ▼ 354.81 円
≪東証一部≫
売買高    13億1,380万株
売買代金  2兆6377億4000万円
値上り銘柄数 244 銘柄
値下り銘柄数 1,897 銘柄
騰落レシオ(25日) 80.10 % ▼ 9.92 %
為替 1ドル=104.40 円
☆ 市況概況 ☆
米国株は堅調、決算も好調だが週末の手仕舞い売りに押される
 米国株が堅調となったのですが、前日の下げ渋りもあって売り先行となった。好調な決算を発表する銘柄もあったのだが、買戻し一巡となった買われすぎ銘柄などが売られ、下値を試す動きとなった。さすがに日経平均が200円安となると下げ渋ったのだが、冴えない展開となった。
 昼の時間帯は後場からの日銀買い期待もあって下げ渋り、後場は戻りを試す動きから始まった。ただ、節目となった23,200円水準で上値の重さが確認されると手仕舞い売りを急ぐ動きになり、一気に23,000円を意識する水準まで売られた。さすがに23,000円を意識すると下げ渋りとなったが、戻りの鈍さを嫌気して手仕舞い売りが続き、結局は23,000円を割り込んで安値圏での引けとなった。
 小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って大幅安となった。先物は買戻しもあって指数の下支えとなる場面もあったが、午後になって戻りが鈍いとみると一転して売りがかさみ、指数を押し下げる場面もあった。
 米国市場に反応するというよりは、目先の需給での動きとなっている。買われすぎ銘柄の上値の重さが改めて確認されたことで手仕舞い売りを急ぐ動きになり、買戻し一巡となったものから大きく売られるということとなった。いったん下向きになると一気に調整となるのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
75日移動平均線を割り込んで、下値を試す動きになりそうだ。一目均衡表の雲の下限まで一気に調整となるかもしれない。
☆ あれやこれやと一言 ☆
好調な決算が発表されてもやはり織り込み済みということになっている。決算発表をきっかけにして手仕舞い売りや買戻しも多いということだろう。空売りが積み上がり、買戻しが入ることで値を保っていたような銘柄も多く、いったん下落となると一気に下落となるのだろう。
買い手不在という状況が続いているのだと思う。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない限りは素直に楽観的な見方には慣れないということで、買われすぎ銘柄の修正安がみられると思う。東証マザーズ指数などは完全に調整となっており、当面は冴えない展開となるのだろう。
日経平均VI(ボラティリティ・インデックス)が30%を超えてきた。それだけ売りたい気持ちが強いということであり、下げが加速されることになるだろう。昼の動画でも放送したような展開となっており、日本市場も調整感が強まりそうだ。
欧米での新型コロナウイルスの感染拡大が日本ではまるで人ごとのようになっており、ちょうど今年の1月や2月の雰囲気になっている。3月のような暴落も一応気を付けておいた方がいいと思う。

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