引き続き様子見気分の強い相場か!? 村田製作所は好材料出尽くしとなるか! 日々是相場-朝刊-

記事
マネー・副業
日々是相場 -朝刊-2020年10月26日(月)
NYダウ    28,335.57 ▼ 28.09
NASDAQ  11,548.28 △ 42.28
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 23,550 円 △ 60 円
NY為替      104.70 円 ▼ 0.16 円
日経平均  23,516.59 円 △ 42.32 円
本日の「朝一番!」動画

朝のライブ配信 -今日の相場見通し-  (8:35開始です、この時間以外でも見られます。)

昼のライブ配信 -お昼の相場見通し-  (12:20開始です、この時間以外でも見られます。)

夕方のライブ配信 -明日の相場見通し-  (原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)

☆ 米国市場 ☆
決算に反応してまちまち
 インテルが決算発表を受けて大きく下落、ハイテク銘柄が連れ安するということでもなかったが、決算発表に対する警戒感もあって手仕舞い売りを急ぐ展開となった。ただ、新型コロナウイルスの治療薬が承認されたとのニュースなどもあって買戻しが入るものも見られ、ハイテク銘柄などに堅調なものも見られダウ平均は軟調、ナスダック指数は堅調となった。
 決算発表に反応して右往左往し、相場全体としては方向感に乏しい展開となった。さらにここから決算発表の本格化に加え、米大統領選挙を意識することになり、持高調整の売り買いが中心となりそうだ。売られすぎていた景気敏感株も修正高となったものも多く、買われすぎ銘柄も含めて調整が続くのではないかと思う。決算発表をきっかけに売られる銘柄も多くなるのだろう。
 個別にはインテルが大きく売られ、アメリカン・エキスプレスも大幅安となった。アップルは軟調となったが、アマゾン・ドット・コムやアルファベットなどハイテク銘柄は総じて高くなった。マクドナルドやコカ・コーラなど消費関連銘柄も軟調だった。
☆ 本日の相場 ☆
 先週末の日本市場は米国株高を受けて買い先行となった。週末の手仕舞い売りに押されて軟調となる場面もあったが、23,500円を割り込むと買戻しも入り、堅調となり、最後も手仕舞い売りに押されたものの何とか23,500円を保っての引けとなった。
 米国株はまちまちとなり、為替も大きな動きは見られず、週明けの日本市場は方向感に乏しい展開となりそうだ。決算発表に反応する銘柄も多いのだろうが、好決算銘柄でもすでに大きく買われている銘柄は手仕舞い売りに押されることになるだろう。相場全体としては上値も重く様子見気分の強い展開が続きそうだ。
 23,500円を挟んでの動きとなりそうだ。目先的な高値水準である23,700円を試す動きとなるには手掛かりに乏しく、23,500円を割り込んで一気に23,000円を試すこともなさそうで方向感に乏しい展開が続きそうだ。米大統領選挙をにらんで波乱もありそうだが、当面下値は23,000円前後、上値は22,600円台なのではないかと思う。
☆ 本日の注目点 ☆
9月の企業向けサービス価格指数(日銀、8:50)
8月の景気動向指数確報値(内閣府、14:00)
9月の外食売上高(日本フードサービス協会、14:00)
4~9月期決算=日電産、日東電
1~9月期決算=キヤノン
ニュージーランドが休場
香港が休場
10月の独Ifo企業景況感指数
9月の米新築住宅販売件数(23:00)
海外7~9月期決算=トゥイリオ
☆ 銘柄ニュース ☆
調整継続か
セコム(9735) 8,950 ▼ 25
 マレーシアとシンガポールのセキュリティー会社を完全子会社化したと発表した。需要が伸びるアジア圏で家庭向け警備サービスを拡大する。
三菱ガス(4182) 2,046 ▼ 22
 台湾のプリント基板大手と合弁会社を立ち上げたと新聞で報じられた。共同開発した電子基板の土台である積層板を製造販売する。
キヤノン(7751) 1,731 △ 44
 子会社が新型コロナウイスの感染の有無を調べる検査システムの所要時間が従来に比べて半分に短縮できたと発表した。検査システムの使い勝手を高めて普及を図る。
フルテック(6546) 1,433 △ 10
 自動ドアの故障が起きる前に異常を検知する遠隔管理システムを開発したと新聞で報じられた。自動ドア管理の新手法として導入を呼びかける。
武 田(4502) 3,500 △ 12
 医薬品の生産設備に組み込まれる小型部品を3Dプリンターで内製すると新聞で報じられた。世界の生産拠点で使う設備の部品の形状をデータベース化し、部品の破損時に低コストで複製できるようにする。
ソニー(6758) 7,820 △ 4
 アーティストなどが振動を体験できる触覚技術を使ったライブ配信を始めると新聞で報じられた。動画の配信者に視聴者がオンラインで「投げ銭」の報酬を送ると振動がアーティストなどに伝わる。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
日米ともに決算に絡む持ち高調整の売り買いが中心となっている。加えて米国では大統領選挙があり、日本でも今週は日銀の金融政策決定会合もあり、ますます動き難い相場となりそうだ。ただ、決算が発表された銘柄を見てみると、やはり買われすぎ銘柄は好決算を発表しても売られるものが多く、売られすぎ銘柄は芳しくない決算でも買い直されるものが多くなっている。
そうなると、引き続き売られすぎ銘柄に注目していればいいと思う。売られすぎの修正高から再度下値を試す動きになっているようなものも、決算を懸念して売られているのだろうから、決算発表をきっかけに反転すると考えてもいいのだと思う。
先週末に続き、決算発表や日銀の金融政策決定会合、米国大統領選挙を控えて手仕舞い売りに押された銘柄が注目される。調整感が出ていた建設株も底入れ感が出てきており、引き続き日水(1332)や千葉銀行(8331)、三菱商事(8058)、明治HD(2269)など売られている銘柄が注目される。
明治HD(2269)は陰線が続いて下値を試す動きになっている。移動平均線からの乖離も大きくなってきており、そろそろ底入れ反発となりそうだ。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す