日経平均は買い気に乏しくても下げ渋り!! 日々是相場-夕刊-

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マネー・副業
日々是相場 -夕刊-   2020年10月15日(木)
日経平均   23,507.23 円 ▼ 119.50 円
≪東証一部≫
売買高    8億8,831万株
売買代金  1兆8126億5700万円
値上り銘柄数 380 銘柄
値下り銘柄数 1,723 銘柄
騰落レシオ(25日) 108.28 % ▼ 13.20 %
為替 1ドル=105.25 円
☆ 市況概況 ☆
買い気に乏しく冴えない展開
 米国株安や欧州での新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気して売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後も冴えない展開となり、買戻しを急ぐ動きで戻りかける場面もあったが、買いが続かず手仕舞い売りに押されてほぼ安値引けとなった。
 昼の時間帯も先物に売りがでて、後場に入ると節目とみられる23,500円を割り込んで始まり下値を試す動きになった。それでも指数に影響の大きな銘柄に買戻しを急ぐ動きなどがあって、指数は下げ幅を縮小、後場の高値での引けとなった。
 小型銘柄はさすがに手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調だった。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数や日経平均ジャスダック平均も軟調だった。先物は目先の持高調整の売り買いが中心で散発的にまとまった売りが出て指数を動かすものの、方向感がでるようなこともなかった。
 結局今日も日経平均だけが下げ渋ったという展開だった。日経平均のいびつさがここへきて目立っているということで、買戻し一巡となったところでの手仕舞い売りに押され始めたところで果たして買いが入るかどうかが注目される。目先の空売り次第ということなのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
異様に値持ちのいい相場だが、高値切り下げが続きそうだ。下値を試す動きとなるだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
本日も日経平均だけということでファーストリテイリング(9983)異様な強さが目立つという感じだ。実際にPER(株価収益率)は80倍を超えており、買われすぎということだろう。
日経平均に採用されている銘柄で浮動株が少なく、さらに売買単位が異常に大きいということで異常ずくめなので、割高がすぐに修正されるということでもないのだろうが、異常は異常として頭に入れておく必要があると思う。
かつて「ITバブル」と言われたときに光通信(9435)が同様に異常に上昇したことがあるが、一転して売られると何日も連続してストップ安となったこともある。
バブルの崩壊というのはバブルの生成と同じでどこで何が起こるかわからないのだが、決算発表が行われる日まで買うほどの決算なのかどうかしっかりと見極める必要はあるだろう。

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