日経平均は買戻し次第!? 手仕舞い売りに押されるか!? 日々是相場-朝刊-

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日々是相場 -朝刊-2020年10月15日(木)
NYダウ    28,514.00 ▼ 165.81
NASDAQ  11,768.73 ▼ 95.17
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値  #VALUE!
NY為替      105.13 円 ▼ 0.33 円
日経平均  23,626.73 円 △ 24.95 円
本日の「朝一番!」動画

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☆ 米国市場 ☆
目標株価の引き上げも手仕舞い売りに上値を抑えられる
 決算発表には芳しくない反応となっており、追加経済対策の遅れや新型コロナウイルスの感染拡大などが嫌気されて手仕舞い売りに押されるものが多くなった。ハイテク銘柄なども総じて安く、好調な決算を発表しても、目標株価が引き上げられても出尽くし感から売られるという状況になっている。景気敏感株の一角が堅調で指数の下支えとなった。
 上げ一服感が強まっている。好調な決算を発表しても積極的に買い上がるということでもなく、目標株価の引き上げがみられても高値更新ということにはならないというような感じだ。決算をきっかけに手仕舞い売りを出すというような展開になっており、調整が続くのではないかと思う。
 個別にはネットフリックスやアマゾン・ドット・コムなどハイテク銘柄が手仕舞い売りに押されて総じて軟調、ユナイテッドヘルスが大きく下落し、ダウ平均を60ドル以上押し下げた。ナイキやディズニーなども軟調となった。一方、ダウやキャタピラー、ボーイングなど景気敏感株は総じて堅調だった。
☆ 本日の相場 ☆
 昨日の日本市場は米国株安を受けて売りが先行冴えない展開となった。日経平均は寄り付きからの売りが一巡tなった後は指数に影響の大きな銘柄が買戻しで堅調となたことで前日比プラス圏での推移となったが、総じて軟調な展開となった。
 引き続き米国株が軟調となり、為替も円高となったことから本日の日本市場も売り先行となりそうだ。日経平均は影響の大きな銘柄の買戻し次第という面はあるが23,500円を超えたところは買えないというような意識が強いことや、米国での大統領選挙や決算発表を控えていることで手仕舞い売りが優勢となると思う。
 23,500円を超えると買えないというような印象だ。買戻しが主体の相場ではいったん下落が始まると止まらないということでもあり、まずは23,000円水準までの調整は見られそうだ。買戻し一巡となるとあっさりと22,500円程度まで調整がみられるかもしれない。
☆ 本日の注目点 ☆
対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)
8月の第3次産業活動指数(経産省、13:30)
8月期決算=ファストリ
9月の中国消費者物価指数(CPI、10:30)
9月の中国卸売物価指数(PPI、10:30)
欧州連合(EU)首脳会議(ブリュッセル、16日まで)
米新規失業保険申請件数(週間、21:30)
9月の米輸出入物価指数(21:30)
10月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数(21:30)
10月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(21:30)
米エネルギー省の石油在庫統計(週間、16日0:00)
7~9月期決算=モルガンスタンレー
☆ 銘柄ニュース ☆
冴えない展開か
武 田(4502) 3,659 ▼ 40
 創薬や生産を含む企業活動に関する電子データの約8割を社内サーバーからクラウドサービスに移行すると新聞で報じられた。安全で低コストのデジタル基盤を作り、外部の製薬会社との医薬品開発や社内の業務効率化を加速する。
三菱重(7011) 2,216 ▼ 66
 水素製造装置を手掛けるノルウェーの企業に出資したと発表した。同社への出資を通じ再生可能エネルギーで作られる「グリーン水素」の製造・供給に進出する。
日 立(6501) 3,554 ▼ 69
 送配電子会社で送配電網子会社が英国の高速鉄道向けに電気設備の更新工事を受注したと発表した。
ホクト(1379) 2,264 ▼ 21
 三重県に新工場を建設すると発表した。大阪や名古屋圏の営業強化を図るのが狙い。
JR東日本(9020) 6,370 ▼ 82
 産地直送の委託販売を手掛ける企業と資本業務提携したと新聞で報じられた。商品数を増やし、高付加価値の農作物を取り扱うことで流通事業の強化を図る。
大和ハウス(1925) 2,878 ▼ 11
 2022年5月末に愛知県で物流施設を竣工すると発表した。企業の物流施設への需要も高まっている。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
昨日の日本市場は異様な展開となった。日経平均に影響の大きな一部の銘柄が高いだけで日経平均はプラスとなったが、日銀のETF買いがみられたにも関わらずTOPIXは軟調だった。買戻しが主体と考えられるが、買戻し一巡となったものから売られるということになるのだろう。
日銀の買いも今月初めてとなったが、買い入れ金額がまた減少しており、そこが取り沙汰され、空売りの買戻しが一巡となると買い手不在ということでちょっとした売りに大きく下げる銘柄も出てきそうだ。ファーストリテイリング(9983)が引け後に決算を発表するが、どのような決算でも出尽くし感から売られることになりそうで、その際に買戻し一巡となって下落のきっかけとなる可能性もある。
引き続き売られすぎ銘柄が注目される。三菱UFJ(8306)など銀行株が軟調となっているが、引き続き注目される。また売られすぎとして注目していた日水(1332)や京三製作所(6742)も依然として冴えない展開だが、引き続き注目しておいていいと思うし、キヤノン(7751)の下げ止まりも注目される。
キヤノン(7751)は下げ止まらず下値を試す動きになっている。ここで下げ渋り13日の高値を抜けてくると「毛抜き底」となるのだろう。

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