☆ 株式相場展望 -週報- ☆  2022/11/6(日)

記事
マネー・副業
☆ 株式相場展望 -週報- ☆  2022/11/6(日)

YouTubeチャンネル登録お願いします!!

☆ 今週の相場見通し

☆ 米国市場

 先週の米国市場はFOMC(公開市場委員会)が開催されるなかで主要な経済指標の発表もあり、利上げをめぐる思惑で右往左往する展開となった。利上げ幅縮小が期待されないなかでいったん大きく下押す展開となり、週末には金融当局高官のコメントで大きく戻した。それでも利上げ継続ということには変わりなく、経済指標や個別の決算よりも、インフレ収束という点が重要視されている感じで冴えない展開となった。

 戻り相場が期待されるのだが、まだまだ利上げが続くということであとは足元の雇用に不安があるなかでインフレが収束するかどうかということだ。インフレが落ち着かないことには好調な決算も、好調な経済指標も株式相場を押し上げるということにはならず、まだまだ調整が続くという感じだ。ダウ平均に比べて、ナスダック指数が出遅れているがハイテク銘柄や新興株などは人員削減の話題もあり、買えないのではないかと思う。二極は進み、指数自体は少なくとも上値が重く、ナスダック指数は下値模索が続くのだろう。

 今週から米国も欧州に続き冬時間となる。月曜日は早朝に消費者信用残高が発表され、火曜日は中間選挙で結果次第では政局の混乱が生じる可能性もある。水曜日は卸売在庫・売上高が発表され、10年国債の入札が行われる。木曜日は消費者物価指数(CPI)や新規失業保険申請件数が発表され、30年国債の入札が行われる。金曜日はベテランズデーで債券・為替市場が休場となる。

☆ 日本市場

 先週の日本市場は米国株安にもかかわらず値持ちのいい展開が続いていたが、米国がFOMC(公開市場委員会)の結果を受けて大きく売られるなどしたことから飛び石連休の谷間である週末に大きく下落となった。米国市場に連れての動きが中心だが決算動向に振らされている面もあり、不安定な保ち合い相場というような感じだった。

 先週末に大きく下落したものの、米国株が大幅高となったことで戻りを試すように買い先行となるのだろう。上値の節目と見られる27,500円水準では上値を押さえらそうだが買い戻しを急ぐような動きも出てくるのだろう。北朝鮮のミサイル攻撃が続くようであれば、さすがに地政学リスクということも意識して買えない銘柄も出てくるだろう。

 決算発表も続いているがこれまでの決算も円安効果で好調な決算となっているものも見られ、決算だけで見ると特に売り急ぐことにもならないのだろう。ただ、中国離れが続いており、円安の効果と中国リスクや地政学リスクが取りざたされてくれば買えない状況が続くのだろう。米国の利上げスピード鈍化が取りざたされて円高方向に振れるようであれば、円安効果が剥げるということで売られるものも出てくるだろう。27,500円台固めからさらに上値が買えないいうことになるとまたまた調整となるのだろう。

 今週は輸入車販売や社名別新車・軽自動車販売が発表され、火曜日は日銀金融政策決定会合の主な意見や毎月勤労統計が発表される。水曜日は景気ウォッチャー調査などが発表され、木曜日はマネーストックやオフィス空室率、特定サービス産業動態統計、工作機械受注などが発表される。金曜日は企業物価指数が発表されオプションのSQ(特別清算指数)が算出される。

☆ 一目均衡表 テクニカル分析

・NYダウ
 一目均衡表の雲や75日移動平均線を意識して下げ止まりとなった感もあるが、まだまだ75日移動平均線や雲のサポートを試すような調整は続くのだろう。
 予想レンジ  31,500ドル~33,000ドル

・ナスダック指数
 週末に下ヒゲ線となり、下げ渋り感も出たが下値模索となった。ここから反発となるというよりは遅行スパンがローソク足に押さえられながらの下値模索が続くのだろう。
 予想レンジ  10,000pt~11,000pt

・日経平均
 雲のねじれの日柄で上値を押さえられ、雲の下落に合わせての急落となった。このまま雲の下限である先行スパン1に沿って調整が続くか、いったん雲の上限である先行スパン2や75日移動平均線まで戻して上値を押さえられ、雲の中での動きになるのだろう。
 予想レンジ  26,500円~27,500円

・TOPIX
75日移動平均線を抜け、雲を抜けて三役好転となりかけたが、再度雲の中に入ってきている。ここからは雲の下落しているところであり、雲のサポートを確認しながら値持ちのいい展開となるか、雲の中での調整となるのだろう。
 予想レンジ  1,885円~1,950円

・ドル円
 落ち着きのない動きだが保ち合いが続くと考えていいだろう。25日移動平均線や基線に絡みながらの保ち合いが続くのだろう。
 予想レンジ  145.0円~150.0円

・米国10年国債利回り
 乱高下しながらも上値を試す動きとなっている。さらに上昇が見込まれるだろう。
 予想レンジ  4.00%~4.40%

・今週の相場見通し

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す