☆ 株式相場展望 -週報- ☆  2022/7/3(日)

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☆ 株式相場展望 -週報- ☆  2022/7/3(日)

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☆ 今週の相場見通し

☆ 米国市場

 先週の米国市場は引き続きインフレ懸念、スタグフレーション懸念が強く売り直されて下値を試す展開となった。特に売り急ぐということでもないのだが、足元の景況感が悪く、経済指標の悪化なども見られて買えない状況が続き買い戻し一巡となったものから売られた。世界同時株安というように世界的な金余り相場の終焉ということでもあり、買われすぎ銘柄、割高銘柄を中心に売りが続いた。

 今週もさらに下値を試す場面も出てきそうだ。景気指数や雇用指標などに反応することになるのだろうが、好調なら好調で利上げスピードなどが問題視され、芳しくない指標となればスタグフレーション懸念から割高銘柄を中心に売られることになるのだろう。好調な企業決算の発表が相次ぐというようなことにならないと本格的な戻り相場は期待できず、目先の需給に振らされながら上がれば売られ、下がれば買われる相場が続くのだろう。

 今週は月曜日は独立記念日の祝日で休場、火曜日は製造業受注が発表される。水曜日はISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況感指数が発表され、木曜日未明にFOMC(公開市場委員会)議事要旨が発表される。木曜日夜にはADP全米雇用リポートや新規失業保険申請件数、貿易収支などが発表され、週末金曜日は雇用統計や卸売在庫・売上高が発表され、土曜日早朝に消費者信用残高が発表される。

☆ 日本市場

 先週の日本市場はいったん戻りを試す展開となったものの、手仕舞い売りに押されて冴えない展開となった。月末の売りに加え、月初の買いならず月初の売りという展開になり大きく下落、日経平均は26,000円を下回って週の取引を終えた。特に是といって決定的な売り材料があるといいうことでもないのだが、半導体関連銘柄やハイテク株を中心に売られ、ロシアのサハリン2の見直し通達などもあり、資源株も大きな下落となった。

 今週は週末の夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調だったことから買い先行となりそうだ。積極的に買い上がるような雰囲気でもないが月初の買いから始まって空売りの買い戻しを急ぐ動きなどもあり、戻りを試すことになると思う。

 依然として世界的なインフレ懸念、そしてスタグフレーション懸念が強いので、積極的に買い上がるというわけにはいかず、上がれば売り、下がれば買いというような雰囲気になっている。ここから米国企業の決算発表も始まるが、好調な決算発表が見られるのかどうかということになる。おそらく慎重な見通しなどが発表されるのだろうが、その際に出尽くし感が出るのか否か、なのだが、まだまだ割高銘柄も多く、戻れば売りとなるのだろう。保ち合い相場継続という見方でいいのだと思う。

 今週は月曜日にマネタリーベースが発表され、火曜日は毎月勤労統計が発表される。水曜日は輸入車販売や社名別新車・軽自動車販売が発表され、木曜日はオフィス空室率や景気動向指数速報値が発表される。金曜日は家計調査や国際収支、特定サービス産業動態統計、景気ウォッチャー調査が発表される。

☆ 一目均衡表 テクニカル分析

・NYダウ
 25日移動平均線や基準線に押さえられた形で再度下値を試す展開となった。移動平均線や基準線からの乖離が大きくなれば下げ渋るのだろうが、戻れば売りと言う状況で25日移動平均線や基準線に上値を押さえられながらの調整が続くのだろう。
 予想レンジ  30,000ドル~31,500ドル

・ナスダック指数
 安値圏での保ち合いが続いている。まだまだ25日移動平均線や基準線に上値を押さえられるのだろうし、下値模索という状況なのだろう。
 予想レンジ  10,600pt~11,600pt

・日経平均
 25日移動平均線や基準線に上値を押さえられて再度雲を割り込んできた。今度は戻りを試すところで雲に上値を押さえられるのだろうし、25日移動平均線や基準線まで到達しても上値は重いだろう。
 予想レンジ  26,000円~27,200円

・TOPIX
再度雲を割り込んで売り時代となった。ここからは雲に上値を押さえられながらの調整が続くということなのだろう。
 予想レンジ  1,850円~1,900円

・ドル円
 ダブルトップの形だがまだまだ高値保ち合いの中での動きなのだろう。ダブルトップというよりは高値圏での保ち合いが続くと見られる
 予想レンジ  134.0円~137.0円

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