以前お話しした
"ご褒美で釣ろうとしたけど失敗した話"
で具体的に何を失敗したと感じたかを書き記そうと思います。
ウチでは子供たちの主体的な活動にポイントを与えています。
・ポイントが増えることがやる気がでる
・どんな活動をしてきたか記録することで自信がつく
・新しい活動に挑戦するきっかけにする
などの狙いがあります。
これはモチベーションがあがる子供もいたのでOK
失敗したなーと思ったのは
【各自の得点をホワイトボードに載せて子供同士を競争させようとしたこと】
ですね。
営業マンとかが営業成績を棒グラフにするやつです!
あれやったら競争心が煽られてやる気がでるかも!と思ってやってみました。
そして順位をつけて1〜3位までの子供にはプレゼントを与えるという仕組み。
スタッフも
「頑張って!〇〇くんはあんなに頑張ってるよ!」
「これをやってポイントを取ろう!」
「1番になるとプレゼントがもらえるよ!」
みたいに子供に声をかけるようになっちゃいました。
完全に外発的動機付け!
活動自体の楽しみよりプレゼントをもらえることが楽しみになっちゃう!
しかも他人と比較するのも良くない。
やってみると
やはり最初はうまく行きました。
「プレゼントがもらえる!がんばろう!」
みたいに。
でもだんだんと
"またお菓子かー。もういらない"
"そんなプレゼントじゃやる気でない"
"興味ないからやりたくない"
自分は興味がないからやらないしポイントが少ないんだ。
もっと良い報酬がほしい!ないならやらない!
とだんだん子供たちの態度も変わってきた。
これ完全に"アンダーマニング現象"ですわ。
【アンダーマインング現象】とは
"内発的に動機付けられた行為に対して、報酬を与えるなどの外発的動機付けを行うことによって、モチベーション(やる気)が低減する現象である。"
-wikipediaより
つまり
"やりたいことを仕事にしちゃうとやりたくなくなる"
ってことです。
「ヤバイ!ミスった!」
と思ってホワイトボードはすぐに撤去。
比較するなら"過去の自分!"
それぞれが毎月どれだけ頑張ったかがわかるようにポイントをつけるようになりました。
それから
活動自体にプレッシャーを感じる子供も少なくなり
気軽に新しい活動にチャレンジしたり
自分の過去のポイントを見て頑張ってた自分を振り返る子供もあらわれました。
子供にやる気をださせるのって難しいですね(汗
以上が安易に報酬でやる気をださせようとしていた過去の失敗談でした。