宿題やらされる子供たち

記事
コラム
「勉強やりたくなーい」
「宿題やりたくなーい」

なんて嘆く子供の多いこと;;
新しい知識や情報にふれることって本来すごくエキサイティングなことだと思うんですけど、子供たちのガッチリ防御姿勢を見ると悲しくなっちゃいます。

そんな子供を見て大人は
「宿題やらなきゃダメでしょ!」
「ちゃんと勉強しなさい!」
なんていうもんだから
ますますやりたくなくなってしまう。

「なにくそ。勉強なんてやるものか」
「大人の言う通りにしてやるものか」

難しいですよねー
そんなイヤイヤな子供にムリやり宿題させてどれだけ学習効果があるんでしょうか。
疑問ですよねー

学習効果をあげるなら
【知識を思い出す練習】と【知識を使う練習】
が絶対必要。

人間は忘れる生き物なので、知識を定着させるなら思い出す必要があるんですよね。忘却曲線とか短期記憶とか長期記憶とか聞いたことありますかね?
忘れるメカニズムに対する思い出す練習が必要。

あと知識を使う練習。
知識は覚えてるだけじゃ意味ないですから。使う練習が必要です。
アクティブラーニングとか能動的学習とかってやつです。知識を使うには能動的にやるしかないです。
ただ授業を受け身で聞いてたりノート取ってるよりも
「これってどういうことなんだろう」
「どういう意味なんだろう」
理解して使えるようにしていく。
使えるように小テストとか問題集を解いていく。
練習して知識を使えるようにしていく。

果たしてそれが子供に丸投げした宿題でできるのか?

それはさておき昨日も
「今日は絶対に宿題やりたくない!」
といいだす子供がいました。

もともと勉強が好きじゃないし
能力的にも宿題のレベルはやや難しめ。

ただ自分で決めた学習開始時間に机に向かえたのはとても良い。
取り組む姿勢はありそうだ。

宿題は漢字の書取りで
「めんどくさいからやりたくない!」
という。

なるほど。
そこで提案してみました。
「漢字が書けるならその宿題代わりにやってあげるよ」

もともと漢字を覚えるためにでた宿題なのだから
漢字を覚えているなら代わりにやっても良いかと考えました。

それからその子は頑張って漢字を覚えようとしてましたね。
宿題を代わりにやってもらい楽するためにと漢字を覚える。
実は能動的に漢字を覚える勉強をしている。

普段は書き順なんて気にしないのに
「書き順を覚えると覚えやすいよ」
「この漢字はこの形とこの形が合体したものだね」
「形を分解すると覚えやすいね」

なんて助言が刺さる刺さる。

10個の漢字を1回で覚えるのは難しそうだったので
「チャンスは2回あげる。その2回で書けた問題は僕がノートに書き写してあげるね」

頑張って覚えた結果
2回のチャンスで見事に全ての漢字を書くことができました。

その子の漢字の書取りの宿題は僕がやることになったけど
イヤイヤ書き写すよりは勉強になったんじゃないかな。

勉強をイヤイヤやる子供には能動的に勉強できるよう工夫をすることで少しは実になる勉強になるのではないでしょうか。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す