グルグル思考

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コラム
 嫌なことや不安がある時、頭の中で思い悩み グルグルグルグル考えて 離れられないことがありますね。このグルグル考えてしまうことを「反芻思考」といいます。
なぜ「反芻思考」をしてしまうのか?
この仕組みを考えていきましょう。

 自己否定感に陥ったり、失敗やショックを受けたりすると、神経的に疲れた状態となります。この神経が疲れた状態は、頭の中で考えが切り替えられない状態になります。それは、脳の前頭葉のセロトニンが弱っている状態で、切り替える力が低くなるためです。神経が疲れたりストレスが溜まっている時にはこのような状態になります。セロトニンの働きが弱く、思考を切り替える力が下がり、何度も同じことを考えてしまうという仕組みです。

 ですので、思考が切り替えられないのは、脳のセロトニンの働きが弱っているために起こることを理解できるだけでも、自分の性格のせいにしたり、自己否定をする必要もないので、少し楽になるかもしれません。

 ただ、やはりこの神経が疲れたりストレスが溜まっている状態で考え事をすると、思考の切り替えが低くなっているために、余計に悪くなってしまいます。ですので、思考を止めることが大切となってきます。
これが、反芻思考の渦中の人は、わかっているけどなかなか難しいと感じているのだと思います。

 ここは意識して行動していくということが大切になってきます。
別のことをするということです。
別のことをしている間は、思考を停止させることになります。
「睡眠」「運動」「意識した呼吸」「掃除」「料理」「読書」「音楽」など、
体を動かすことで、思考を止めることができます。特に集中することはそこへ意識を向けるので、悩んでいることから距離を置くことができます。最近いわれているマインドフルネスもそのような考え方に近いものになります。

 神経の疲れ具合やストレスの溜まり具合によっても、その内容は変わってくると思いますが、自分ができるものを行っていけば良いと思います。セロトニンを活性化するものを取り入れることも、気持ちをスッキリとすることができるので効果的と思います。「幸せの仕組み」のブログで少し触れてるので参考にしてみてください。

 私の場合は、まず「睡眠」です。嫌な考えをしたくないので、考えないでいられるように寝てしまいます。
 でも、不安が強いと眠れないこともあり、何も手につかず何もやれなくなることもありますね。そういう時に私が何も考えずに集中して行えたものは、ジクソーパズルです。ただただ、何も考えず、黙々とジクソーパズルをはめていく。そうしてジクソーパズルをはめていくことだけを考えて時間を過ごすということをしました。考えないようにできること、時間を潰すことができること、やった達成感があること、このような効果がありました。小さい頃からパズルが好きで、食事もとらずに夢中にやっていたので、時間潰しになるし、集中できるし、何も考えないでいられると思い、悩みから距離をとる時間が作れました。私の知り合いには、ただただ、砂時計の砂が落ちるのを「落ちてるな〜」っと眺めているという方法をしているという人もいます。

 このように、自分なりの対処法を見つけていくことは自分を楽にしていくものなので、場合に合わせてそのような手札をいくつも見つけてみてください。できれば、心身の疲れを溜めないこと、自分の変化に気づくことをしていけるといいのかなと感じています。

グルグル思考に悩まれている方のお役に少しでもなれたら幸いです。
もしお困りなことがありましたら、いつでもお話伺います。

心身を整え、健康な生活をお祈りいたします。


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