ヒロユキというカウンセラー~第5話~

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無色透明だった高校時代

明るい話はないのか(笑)と思われた方がいたらすみません。
自分の心に残っている闇の記憶を言語化しているところが多いですが、楽しかった思い出もあります。

それはなんといっても親友と思える友人がいたことです。友達と遅くまで電話をして他愛のない話をしたり、よく友達の家に泊まりにいったりしたことが1番楽しかった高校時代の思い出です。

最近はコロナでなかなか会えていませんが、コロナが流行る前は毎年1年に1回か2回集まって地元の友達と飲みにいく交流がこれまでずっと続いていました。みんな中学校や高校時代の友達です。

高校にも仲がいい友達がいるにはいたのですが、仲が良い友達は理系に進み、僕は文系に進んだということもあり、高校2~3年生の時期はとにかくクラスつまらなかったです。気の合う友達がクラスに一人もいませんでした。

こんな経験は学校生活で初めてでした。ずっと一人ぼっちでいたわけではありませんが、心から気が合うと思える友達がいなかったのです。私は野球部のような体育会系のノリは苦手でした。運動神経もあまりよくないので、休み時間に体育館で遊ぶこともしたくありませんでした。

運動自体は好きなのですが、下手くそなことをバカにされたり、上手くできない自分を情けなく感じてしまうことが苦痛だったのです。
かといって完全にオタクな同級生ともそこまで話があわない。不良は苦手なんですが、あんまり真面目すぎる人とも気が合わない。「気の合う友達が一人もいない」そんな孤独感を抱えていたのが高校2~3年生の頃でした。

特別嫌なことがあるわけでもないが、楽しくもない。ただただ毎日の学校が早く終わって欲しい。あとで振り返ってみたら「無色透明」そんな高校生活だったと自分では感じています。

将来の夢が見つからない

私にはずっと将来の夢や目標がありませんでした。医者や弁護士、アーティスト、プロアスリート。どれも目指すにはハードルが高すぎるのです。

だからといって、なんでもいいからとりあえず就職するというのも嫌でした。担任の教師からは「夢や目標を見つけるためにいくものが大学だ」といわれて、「そういうものなのか…」と思った記憶があります。

最初の夢はお笑い芸人

僕が高校生の頃は、「ダウンタウンのごっつええ感じ」や「ガキの使いやあらへんで」が大流行していました。日曜日の番組だったので、月曜日には高校でダウンタウンのコントの真似をしたり、「ガキ使のフリートークのあれめちゃめちゃおもしろかったな」という話をよく友達としていました。

そして僕もダウンタウンみたいに人を笑わせられるお笑い芸人になりたいと思うようになりました。今はもうないのですが、当時ちょうど「吉本竪町劇場」が金沢にできたので、チャンスと思い、クラスの同級生と一度吉本のお笑いオーディションに出たことがあります。結果はもちろん不合格。完全に黒歴史ってやつですね(笑)

目の前で「ペナルティ」「極楽とんぼ」「ココリコ」「モリマン」などを見れたことがいい思い出になりました。
(続く)
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