「面白いってなんだろう?!」

記事
コラム
カウンセラー、思考格上コーチの北川です。

あなたが「面白い!」と感じる時はどんな時でしょうか?

先日、ある親子が自宅に遊びにきてくれました。

一緒に遊んでいる中で、手動で押すとプロペラが回って風が出る、簡易的な扇風機がありました。

それを小学2年生の男の子がお母さんの顔の前で回していました。

それに対して、「あなたは楽しいと思うかもしれないけれど、お母さんは嫌だと思うからやめてね!」と優しく諭していらっしゃいました。
素敵な光景だなと思って見ていました。

その時のシーンが妙に焼き付いたので、後々振り返っていました。

その男の子は、もしかしたら、お母さんに風を感じて欲しくてやったのかなー?!
手動でやる扇風機は風が起こるけれど、近づけないと風を感じにくいので、お母さんの顔に近づけて回すことで、”ほら風が出るよ!”と感じて欲しくて、近くにやった結果が、顔の前すぎる状態になったのかなとも思いました。

忙しい毎日の中だと、通り過ぎていってしまうワンシーンなのですが、男の子の気持ちをなんとなく私なりに考えて見ました。

仮にそうだったとしたら、男の子の気持ちを汲み取り、質問して聞き取り、受け止めると言うこと更により良いのかなと思いました。

例えば、
「お母さんは顔の前でされると、ぶつかりそうで怖いし、嫌な気持ちになるんだけど、それをどう言う気持ちでしようと思ったの?」と、何気ない一コマの行動なのですが、そう語りかけることで、もしかしたら私が予測したような、お母さんが涼しいと感じるかな?と思って男の子は顔の近くで回したのかもしれないので、そう言った気持ちの部分を汲み取ることが可能になってきます。

もしも、そうであるならば、こんな言葉掛けができるかもしれません。
「涼しさを感じて欲しくてやってくれたんだね。ありがとう」と気持ちを受け入れる、受け取ることで、その男の子も気持ちの落としどころ、着地ポイントができます。

「ただ、顔に近すぎてちょっと怖いから、もう少し距離をとろうね!相手がどう感じるか、相手の気持ちも考えていけるとさらにいいよね!」

「そんな風にしながら、お互いが、楽しいと、面白いと思えることを見つけていけるといいよね!」と言ってあげることができたら、なんか更にほんわかあったかい気持ちになれるなーと思いました。

ただ、これがいいこれが間違いなど、正解もないのですが、より良さを見出していく上で、そう言ったことを思いました。

今日この話をしようと思ったもう1つのきっかけが、私が好きな「太田・上田」と言う爆笑問題の太田光さんとくりーむしちゅーの上田さんが出演されている、中京テレビ制作の、全国でもいくつかの都道府県で放送されているのと、アプリやHuluで見れる番組を視聴しています。

Huluでは全話見ることができます。
今年に入ってから、その番組の存在を知って、一気見しました!

番組の中で、ブスの話が出てきていました。

ブスだって、心がいいひとはいっぱいいるんだよ!と言う話とか、くりぃむしちゅーの上田さんはバラエティ番組などでよく司会をされていますが、その中のエピソードをお話しされていました。

ボケが有田さんでツッコミが上田さんのコンビですが、番組の中でも司会進行しながらもツッコミをする場面があります。

例えばの話でされていたのが、ガンバレルーヤのよしこさんや大久保佳代子さんのような女芸人で、ブスであることを全面に出して、自分自身の売りにしている方が、いい女ぶったセリフをボケで言うとします。

例えば「私なんかはー朝食にビーツとかー」
それに対して「やかましいわブス!」とツッコミをしなきゃいけない。

それを彼女たちは求めている。向こうがそれを言ってくださいと言う暗黙の了解のもとで、阿吽の呼吸というか、そう言うやりとりでツッコミをして笑いを誘い、お茶の間の視聴者の方々に笑っていただく。

「私なんかはー朝食にビーツとかー」
これに対して、
「へーそうなんだ!」
と言う返しでは、笑いにならない、救いにならない!と話されていました。

確かにこれでは、ボケとツッコミで初めて成立するものが笑いとして成立しなくなります。

ただ、上田さんは、苦虫を噛みながらと言うか、「でも、世間から俺怒られるんだよね!」と。
それに対して太田さんも、「相方の田中のことをチビとか言えなくなるじゃないか、そう言う時代なのか!」と。

太田さん:お前のおでこのシワのこともちゃかせなくなるだろ!

上田さん:俺自身も結構茶化されるよ。おでこがしわくちゃでどうのこうの言われるし、でも俺がブスって言ったら、「あいつブスって言った!」と後ろ指刺される。でも俺自身は結構ブサイクって言われてるんだよね。

太田さん:いやーほんとこいつブサイクだよな!
上田さん:「なんだとてめーーー(笑)」

と、こんな掛け合いの中、次の話に移っていきます。
掛け合いの中での笑いがありました。
これは、二人の関係性と言う前提があるからできる掛け合いですよね。

こう言った人を茶化したり、ボケたりノリツッコミしたり、学校や職場などでも時にそんなシーンがあるかもしれません。

これは結構注意する必要があるとは思います。
何かというと、言ってる方が独りよがりでないか。
何よりも言われてる本人が不快でないかどうかも大切です。

仮にこう言ったお笑い・バラエティー番組に出演されている本人たちが心よくやっている場合を考えた時、本人たちが掛け合う中で笑いを誘う、面白いものを提供することが芸人としてのお仕事です。ただそれを聞いた人、見ている視聴者側がどう思うかはまた別なのだなと言うところです。

いろんな人が当たり前ですが、TVショーなので見ています。
そう考えると、面白いって言うものは、いろんな形がありますし、自分の好みやその時の気分や状態、認識の仕方、言葉の与え方、受け取り方によっても変わります。
これは日常の場面でも言えることです。

それを見て、面白いと感じるのであれば、何を面白いと感じたのかな?
不快に思ったとしたならば、何を不快に思ったのかな?とポイントを探っていく材料にするのは豊かだなと思いました。

番組・制作側にクレームあげるのをいい悪いと論じたいわけではなく、それ以上に大事なことは、何が不快なんだろう、何が自分は面白いと感じたんだろうと考えてみることです。

私は考えたりするのがもともと好きですし、カウンセラーとしてのお仕事をしているので、そう言うことをよく考えます。

ただただ、ボーッと見る時もあるので、全部がそうしなくてもいいのですが、そんなきっかけ、材料にするのもありなのではないかな?!と思いました。

今日は、「面白いってなんだろう?!」と言うお話をさせていただきました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す