人生に志を持て

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コラム
いつもありがとうございます。

あなたは、サミュエル・スマイルズ
という方をご存知でしょうか。

「自助論」という書籍で、世界的に
有名な方です。

日本では、明治維新直後に「西国立志
編」として翻訳されたそうです。

知った風に書いていますが、最近まで
知りませんでした。

いまも、資料片手に書いています。

(笑)。

自助を簡単に言うと、まずは、自力
で行けるとこまで行きなさい、
ということです。

「天は自ら助くるものを助く」という
言葉もあります。

自力の反対に「他力」というものが
あります。

単純に他の人の力という意味もあり
ますが、天の助けという意味も
あります。

他力は、自力でやっている人のところ
に及びます。

わたしには、自助の精神が弱いところ
があるので、最近、自助について
学んでいます。

よく言われるのが、「考えが甘い」
ということです。

本当に色々な方から、色々な場面で
言われます。

その度に、カチンとくるわけです。

(笑)。

カチンとくるということは、それだけ
自覚をしているということです。

無意識の自覚というよりも、本当に
自覚しています。

「考えが甘いな」ということを。

「なんとかなる」と考えているだけなら
まだ良いのです。

「誰か助けてくれないかな」と、
期待をしてしまっている自分が
います。

「誰か助けてくれないかな」と思って
いる人のところに、助けはきません。

自力で努力している人の
ところに助けはきます。

自力も行きすぎると、「自分がやって
いるんだ」、「自分の力だけでやって
来たんだ」という傲慢さを生むため、
難しいところではあるのです。

ただ、まずは、「自力でやる」という
考えが必要なのです。

わたしのように、人に頼ってしまう人
が、自力で何かを成し遂げるために
は、何が必要なのでしょうか。

それは「発奮すること」です。

「たとえ一人でも、必ず成し遂げる」、
「これを成し遂げることができな
ければ、死んでも死にきれない」、
このように気持ちを奮い起こすこと
が必要なのです。

そのような想いは、どこから湧いて
くるのか。

それは、「志を持った時」です。

志を持った時、「何がなんでも成し遂
げよう」という想いが湧き、たとえ
一人でも成し遂げようという自助の
精神が出てくるのです。

人生おいて、「もう一段上にいこう」
と思うのなら、発奮するということが
必要です。

「誰かがなんとかしてくれる」という
弱気の虫を退治するためには、
「発奮が必要」なのです。

発奮し、自力で行っていると、あらゆ
るところから助けが入ります。

「誰かになんとかしてほしい」と思って
いるときには助けは来ず、「一人で
やる」と決意して行動した時に、
助けが来るのです。

いくつからでも発奮することは
できます。

若い人の特権ではないのです。

そのためには、志を立てなければ
なりません。

志を立てた時、年齢に関わらず、
「絶対成し遂げるぞ」という
気持ちが湧いてくるのです。

「じゃあ、志を立てよう」と思って
立てられるほど簡単ではないのが、
志です。

自分の心からフツフツと湧き起こる
想いを、熱して、熱して、熱して。

その想いが溢れ出てきた時に、
志が立ちます。

ものすごい熱い想いを持っている人
は、瞬時に立つでしょう。

なかなか、自分の想いを発見できない
ときは、まず自分の心を見つめる
ことです。

自分の心を見つめ、「自分は何を
したいのか、何をしなければ
ならないのか」。

この想いを発見することから初めて
いかなければなりません。

あなたは、明日死んで、後悔しない
でしょうか?

「命を使い切った」、「精一杯、生き切
った」、「一片の悔いもない」と、
胸を張って言えるでしょうか?

それが言えないとするならば、
なぜなのでしょう?

「なぜ、自分は、いま死ぬことが
できないのか?」。

この想いを掘り下げていくことで、
志のヒントが見つかるかも
しれません。

成長に合わせて、志も成長していく
ことがあります。

「人生をかけて成し遂げることは、
これだ」と思ったとしても、その
志はより高いものに変わって
いくこともあるのです。

自分の幸福から、家族の幸福へ。

家族の幸福から、地域の幸福へ。

地域の幸福から、国の幸福へ。

国の幸福から、地球の幸福へ。

志は、どんどん高くなっていきます。

自分の心を見つめる時間、志を点検す
る時間を、定期的に持つことが
大切です。

あなたには、どんな志がある
でしょう。

「生きている間に、これだけは成し遂
げたい」。

「これを成し遂げなければ、死ぬに
死にきれない」。

そんな志を持ったところから、
人生が再スタートするように
思います。

人生に志を持て。

何か参考になる点があれば幸いです。

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。

本日の一転語

~自助努力と縁起の理法~

「自助努力とは、西洋的にいえば
セルフ・ヘルプですが、東洋的に
いえば、まさしくこれは仏教の
『縁起の理法』そのものなのです。

なぜならば、『どのような種を播き、
どのように育てるかによって、それぞ
れの人が手にする結果は異なって
くる』というのが縁起の理法だから
です。

これは、人生の成功・不成功に関し
て、個人の努力の余地というものを
明確に肯定する思想です。

単なる運命論や宿命論、環境論など
に縛られることなく、みずからの
自助努力によって開けていく運命を
肯定する思想が、縁起の思想なので
す。」

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