第137話「生き方まで変えるには」

記事
コラム
・他者貢献

・他者貢献とは労働

青年

「仕事には他者貢献の側面があることは



認めましょう。



ですが、表向きには



他者に貢献しているといいながら



結局は自分のためだとする



ロジックは、どう考えても



偽善以外の何者でもありません。



先生は、これをどう説明されるのです?」



哲人

「次のような場面を想像してください。



ある家庭で夕食を食べ終わった後、



食卓用の上に食器が残っています。



子どもたちは部屋に戻り、



夫はソファで座ってテレビを見てる。





妻が後片付けをするほかない。



しかも家族は、



それを当然だと思っていて



手伝う素振りも見せない。



普通に考えれば、



なぜ手伝ってくれないのか?



なぜわたしだけ働かないといけないのか?



という状況です。



しかし、このとき、



たとえ家族から『ありがとう』の言葉が



聞けなかったとしても



食器を片付けながら



わたしは家族の役に立っている


と考えてほしいのです。



他者がわたしのためになにをしているか


ではなく、



わたしが他者になにをできているか


を考え、実践していきたいのです。



自己受容、他者信頼、他者貢献は



いわば円環構造として結びついています。



ありのままの自分を受け入れる



つまり自己受容する



からこそ、



裏切りを怖れることなく



他者信頼することができる。



そして他者に無条件の信頼を寄せて



人々は自分の仲間だと思えているからこそ



他者貢献することができる。



さらには他者に貢献するからこそ



わたしは誰かの役に立っている



と実感し、ありのままの自分を



受け入れることができる。



自己受容することができる。



アドラー心理学の掲げる目標



・自立すること

・社会と調和して暮らせること



この行動を支える心理面の目標

・わたしには能力がある、という意識



・人々はわたしの仲間である、という意識



アドラー心理学をほんとうに理解して


生き方まで変えるようになるには、


それまで生きた年数の半分が必要になる


とさえ、いわれています。


--------------------------

自分ばかり



周りのために行動していると



損しているような気持ちになります。



ただ、それは



逆にいうと人に期待してるのです。



これをしたら



これくらいは返してくれるだろうと。



それをも、捨てて



相手に役立つ。



簡単に聞こえて



すごく難しい。



あなたは、見返りを実は求めていませんか?



最後までご覧頂き、ありがとうございます。

初回ブログは以下よりご覧頂けます。

少しでも興味をもって頂けましたら、気軽にメッセージください。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す