第136話「労働とは」

記事
コラム
・他者信頼

・ただ自分がどうするか



青年

「わかりました。



じゃあ仮に



わたしに自己受容ができたとしましょう。



そして、他者信頼もできた、と。



それでわたしにどんな変化があると



いうのです?」



哲人

「まず、



交換不能なこのわたしを



ありのままに受け入れること。



それが自己受容です。



そして他者に対して



無条件の信頼を寄せることが、



他者信頼になります。



自分を受け入れることができて、



なおかつ他者を信頼することができる。



この場合、あなたにとっての他者ては、



どんな存在になりますか?」



青年

「……仲間、ですか?」



哲人

「そのとおりです。



他者に信頼を寄せることは、



すなわち他者を仲間だとみなすことに



つながります。



仲間だからこそ、



信頼を寄せることができる。



仲間でなければ、



信頼にまでは踏み出せません。



そして、



もしも他者が仲間であれば、



自分の属する共同体に居場所を



見出すことにつながっていきます。



「ここにいてもいいんだ」という所属感を



得ることができるわけです。



青年

「つまり、『ここにいてもいいんだ』と



思えるためには、



他者を仲間だとみなす必要がある。



そして他者のことを仲間だとみなすためには、



自己受容と他者信頼の両方が必要になる、と。」



哲人 

「共同体感覚とは



自己受容と他者信頼だけで



得られるものではありません。



そこには3つ目のキーワードである



他者貢献が必要になってきます。



仲間である他者に対して、


なんらかの働きかけをしていくこと。


貢献しようとすること。


それが他者貢献です。


つまり、他者貢献とは、


わたしを捨てて誰かに尽くすこと


ではなく、むしろわたしの価値


を実感するためにこそ


なされるものなのです。」


青年

「他者に貢献するのは自分のため?」



哲人

「もっともわかりやすい他者貢献は、



仕事でしょう。



社会に出て働くこと。



あるいは家事をし、共同体にコミットし、



わたしは誰かの役に立っていることを



実感して、ひいては



自らの存在価値を受け入れるのです。」



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人は、自分の存在意義・存在価値を



感じれないと、



悲しんだり怒ったりする生物である。



つまり、常に不安な生物なのである。



あなたは、ここにいていいんだよ。



大事にしているよ。



それを相手がわかるように



しっかり伝えて行こう。



そうすると、



あなたのことも誰かがそうしてくれるから。



まずは、相手が先。



その後が自分。




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