第125話「自己中心的」

記事
コラム
この記事は、大貫智也のサラリーマン時代の話であり、影響を受けた本の内容から考えるシリーズである。


・共同体感覚

・幸福なる対人関係のやり方を考える



哲人

「共同体感覚のことを英語で訳すと



『社会への関心』です。



社会学が語るところの社会の



最小単位は何だかご存知ですか?」



青年

「社会の最小単位?



さあ、家族でしょうか。」



哲人

「いえ、『わたしとあなた』です。



ふたりの人間がいたら、



そこに社会が生まれ、共同体が生まれる。



アドラーの語る共同体感覚を理解するには、



まずは『あなたとわたし』を



起点にするといいでしょう。」



青年

「そこを起点にどうするのです?」



哲人

「自分への執着を、他者への関心に


切り替えていくのです。


では、具体的に考えていきましょう。



ここでは、わかりやすく



自己への執着という言葉を



『自己中心的』と言い換えます。



あなたの頭のなかにある自己中心的な人とは、



どんな人物でしょうか?」



青年

「まず思い浮かぶのは、



暴君のような人物ですね。



そして、暴君でなくても



集団の輪を乱すような人物もまた、そう言えますね。」



哲人

「たしかに、一般的なイメージは、



そのあたりでしょう。



しかし、もうひとつのタイプを付け加えない



といけません。



じつは



『課題の分離』ができておらず、



承認欲求にとらわれている人もまた、



きわめて自己中心的なのです。



承認欲求の内実を考えてみてください。



他者はどれだけ自分に注目し、



自分のことをどう評価しているのか?



つまり、



他者をみているようで、



実際には自分のことしかみていません。



他者への関心を失い、



他者を見ているようで、



実際には『わたし』にしか



関心がない。



すなわち、自己中心的なのです。」



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『信頼』は



他者の役に立つこと・価値を生むことで



築けるものである。



自分のことを後回しにしてでも



他者に価値を生む。



そんな人が、生き残っていく。



あなたは、自己中心的ですか?



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