コミュニケーションの一人称は常に複数形 延長②/2

記事
ビジネス・マーケティング
「私はコミュニケーションを取っています。」

(昨日の続きです)
 コミュニケーションには想像力が必要です。自分の投げかけた言動を相手がどう感じるかを考えられなければ、やり取りは一方的になるばかりです。

 今回の事例で紹介した人はその典型例といったところですが、珍しい例ではありません。誰しも自分を基準に考えます。自分に自身がある人ほど陥りやすい罠でもあります。コミュニケーションは常に相手があり、双方向に情報交換ができなければなりたたないことを今一度確認してください。

 自信がある人ほど、自分の基準を優先します。主語が“I”しかないコミュニケーションもどきを展開する人の割合は、地位の高い人の方が多くなります。経営者や管理職のような影響力が強い人ほど要注意です。

 敢えて相手の立場になって考えるように、と言葉で言うだけなら簡単ですが、自分基準を排除するのはとても困難です。だから、第三者から他者視点を示してもらうことが、“we”のような複数形の主語によるコミュニケーションを実現する近道になります。

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