都立病院の事例②

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リツイートがリツイートを呼び、噂には「尾ひれ」が付き始めます。

リツイートが繰り返されるうちに「救急受け入れ停止」から「機能停止」へと情報が勝手に飛躍していきました。そして「墨東機能停止・・・・これはもう医療崩壊」などというツイートが出現します。コロナの感染拡大流行の初期でしたので確かに困難な状況ではありましたが、墨東病院が機能停止していた事実はありません。

こちらは3月30日朝8時20分頃の医療ジャーナリストのI氏のツイートです。I氏は1994年に自身の父親を亡くした事をきっかけにして、2000年から医療ジャーナリストとして活動をしており、医療に批判的な記事を掲載するこが多いそうです。裏打ちが不十分な記事が指摘されることもある人物です。
I氏は墨東病院が一部の患者の受け入れを停止しているというツイートをして都知事を批判していますが、この時点では墨東病院は受け入れ再開していたというのが事実です。しかしI氏はその事実を無視して情報発信をしてしまいました。このツイートを見て病院に行くことを諦めたり、コロナに対する恐怖心を大きくした人もあったことでしょう。誤った認識を与える情報発信だったと言えます。


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