リーダーとリーダーシップは強い関係性がありますが、違うことを意味しています。管理者、リーダーとは組織における機能のことでしたが、リーダーシップはリーダーとしての資質のことを言います。
例えば幼稚園児にはクラス内でリーダーの機能を果たす子供はいなくても、リーダーシップを発揮する子供はいます。リーダーとリーダーシップは別物です。
逆に言えば、リーダーになったからと言ってリーダーシップがあるとは限りません。仕事が上手だからリーダーになれるというものではないというのはこの観点からも説明ができます。
では資質は先天的なのでしょうか?確かに先天的に持っている人も居るのですが、これもまた学んで身に着けることができます。なおかつ、リーダーシップもコミュニケーションスキルの一種と言えます。万能なコミュニケーションスキルが存在しないとの同じで、すべてのシチュエーションに対応できるリーダーシップも存在しません。先天的にリーダーシップを持っているからと言って、そのスタイルがいつでもどこでも通用するとは限らないのです。
したがって自分に合うスタイル、組織に合うスタイル、そのタイミングに合うスタイルを使い分けることが重要です。だから先天的なセンスに自信が無い人でも、これから学んでいけば全く問題ありません。リーダーシップにはいくつかの種類があります。代表的なものをいくつか見ていきましょう。