管理職のライフワークバランス2

記事
ビジネス・マーケティング
それともう一つ、将来の評価についても考えるべきです。若いうちは気にならないことかもしれませんが、年齢を重ねてからの評価は実績が問われます。単に「どんなことでも頑張ります。」「体力には自信があります。」「明るさが取り柄です。」とPRするのが許されるのは20代前半まで。それ以降は基準が変わります。

年齢を重ねるほど、仕事に直接関係する資格を持っているだとか、役職の経験の有無が評価に大きく影響します。40代以降で役職も資格もないようですと、社内で昇給をするにも転職をするにも非常に不利になります。特に現代は終身雇用なんてころは誰も考えていません。転職でキャリアアップをする人が大半です。管理職の経験がある人は絶対数として少数で希少ですので、転職する際にも有利になるに決まっています。

責任を負いたくないと消極的な人は、年を取ってからの人生の選択肢が非常に限られたものになることは覚悟しなければなりません。

つまり、ライフワークバランスに長期的な視点を持てるかどうかが重要です。低賃金でも楽に生きるのが良いのか、自分に投資をして頑張って高い収入やポジションを得るのが良いのか。どちらを選ぶのも個人の自由です。本当の意味でのワークライフバランスとは、長期的な視点でバランスの取れた生き方をすることです。

ライフを生活として解釈すれば「生活と仕事」、ライフを人生として解釈すれば「人生と仕事」。どちらを選ぶか意味も結果も全く違うものになります。この研修を受けている方は役職者のレールに乗るチャンスを得ている人です。今、頑張って先の楽を得る。そういうバランスを選択していただきたいものです。ワークの時間に制約があるため、誰も強制してくれないライフの時間をどう使うかで圧倒的な差が生まれることになります。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す