「自分の代わりに他人が動いてくれると期待して何もしない」という自発性・下

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ビジネス・マーケティング
(昨日の続きです)

『人は「カリスマ性ある人物に従いがち」であり、「大多数の意見に流されがち」で、そのうえ「自分の代わりに他人が動いてくれると期待して何もしない」という自発性がある。』ウォレン・ベニス(経営学者)

自分の主張を通すために、組織が悪くて、まるで自分は被害者であるかのように主張するような事例も散見されます。

多くの人にとってはこんなことは当たり前なのですが、「自分の代わりに他人が動いてくれると期待して何もしない」人にそれを理解させることはなかなか至難の業です。

近頃は個人の快楽のために他者に迷惑をかける人のニュースが世間を賑わせています。それ以前からモンスターペアレントを筆頭にモンスター〇〇という身勝手な主張を他者に押し付ける人達の存在は常にどこかで話題になってきました。それぞれ程度や背景に違いがあるとはいえ、同じところに根っこがあるような気がしてしまします。

理念経営ということが頻繁に言われるようになっています。目的を揃えられる人で強い組織を作っていこうということです。採用でも教育でもそこを明確にしておくことにより、個人の権利ばかりを主張して全体の足を引っ張る人の影響力を最小化しようという動きは、これらのことへの反動もあるのかもしれません。

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