「自分の代わりに他人が動いてくれると期待して何もしない」という自発性・上

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『人は「カリスマ性ある人物に従いがち」であり、「大多数の意見に流されがち」で、そのうえ「自分の代わりに他人が動いてくれると期待して何もしない」という自発性がある。』ウォレン・ベニス(経営学者)

今回触れたいのは3つ目のタイプについてです。周りの人が自分のために何かしてくれるだろうと期待している人がいます。そして誰かが何かをしてくれることをいつも期待しているようです。
しかし現実には自分のために無償かつ無限の愛情を注いでくれる人は親や配偶者など、本当に一部の人だけです。それと同じクラスの人が他に居るでしょうか?まして職場に。

職場の存在が悪いと言っているのではありません。企業や団体はそれらが目指すべき目的達成のために存在しているのであって、そこに所属する特定の個人のために存在しているのではありません。にもかかわらず個人の権利ばかりを公然と求めてくる人の話題をよく耳にします。

誰かに自分の代わりに動いてほしいならば、まず自分がその人の代わりに何か動いて、その人の心を揺り動かす何かを与えて先に与えている必要があります。TAKEの前にGIVEがなければ成り立ちません。この当たり前の構造が理解できていないと、組織にうまくハマることはできません。

(明日に続きます)
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