③避難経路の確認

記事
ビジネス・マーケティング
避難経路図です。この後全員で移動して避難経路を確認します。その際、15人程度での移動に障害となるものはないか、外に出た後の安全性は確保されるかどうか、周辺状況まで確認しましょう。

非常時には全員で利用者様を誘導します。避難訓練は1年間に1回以上実施します。火災の場合は原則として窓は締めて避難します。地震の場合は逆に窓を開けます。利用者様は素早い移動ができないことがあります。可能であれば移動速度の速いグループと遅いグループを分け、早いグループから避難を開始します。

どうしても避難ができない利用者様がある場合、止むを得ず職員だけで避難する可能性も考えておかなければなりません。(これは利用者様本人やご家族にはなかなか公表しづらいところですが、助かる命を優先するべきだと私は考えます。)

大規模災害の場合、交通制限などが発令されることがあります。この場合には利用者様の送迎が通常通りにはできません。このような事態に備え、ご家族には地区の避難場所だけでなく、ご家族への引き渡しについては施設又は避難場所のいずれかで行う旨を伝えておくようにしましょう。

★このテキストは介護施設向けに構成しています。使用している用語や条件もそれ用となっていますが、一般の業種にも応用は可能です。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す