およそ人の人たる所以は礼義なり 第6回 辞令(下)

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サピア・ウォーフ仮説によれば、私達の思考はどの言語を母語にしているかによって影響を受けています。そして母語だけではなく、どのような言葉を使って考えているかで私達の言動には違いが生じると私は考えています。

なぜなら私達の行動は思考が具現化したものであり、深い思考をするのにも言葉は欠かせません。そして考える時にどの言葉を使うかによって、私達の喋ることや行動にも影響が出ることは充分にあり得ます。普段、頭の中で誰かを羨んだり妬んだりすることが多い人は、それに必要な語彙が増え、口から出る言葉もマイナスの言葉が多くなり、行動や態度も他者に悪い影響を及ぼすことになっていきます。

つまり、人としてふさわしい礼儀を持とうとすれば、辞令=言葉遣いを正しくするだけでダメだということです。口から出る言葉以前に、頭の中で使う言葉から気を付けなければなりません。頭の中は他の人には見えませんから、どんな言葉を使って何を考えていようがそれは個人の勝手です。しかし思考で使う言葉が乱れていれば、それはふとした瞬間に言葉や行動になって外に出てきます。頭の中で使う言葉から気を付けておきたいものです。

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