およそ人の人たる所以は礼義なり 第5回 辞令(上)

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容体、顔色、事例のいずれも人類が進化させてきた高度なコミュニケーション能力ということになりますが、その中でも最も重要なのが事例=言葉です。言葉はそれ自体が人間独自の能力です。文字のない文化は存在しますが、言葉のない民族は存在していません。言葉は人が人であるための最重要条件の一つです。

しかしただ言葉を喋るだけでは意味がありません。どの言葉を選択かが肝心です。選んだ言葉に他者に対する気遣いが無ければ人として未熟です。

基本の確認です。人が人である根拠は礼儀であり、その礼儀の初めが姿勢でした。その次が次の表情で、最後にやってくるのが言葉です。言葉の優先順位が低いのではありません。人が人たる所以の仕上げをするのが言葉であるということです。言葉を蔑ろにする人は、姿勢も表情も全て蔑ろにしているということにもなります。

言葉の種類は無限にあります。選択肢が多いということは、最も差が付く部分と言っても良いでしょう。前向きな言葉を好んで使う人には、前向きな人が集まります。雑な言葉遣いをする人には丁寧な人は近づきません。攻撃的な言葉遣いをする人には粗暴な人が集まります。

自分のことを大切にしてほしければ、他者を大切にする言葉を選ぶ。他者を大切にする表現が礼儀でありますが、それが自分を守ってくれるということでもあります。

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