小さな組織における教育(4)〜蚤の集団の処方箋・前編

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蚤は自分の体長の数百倍の高さまでジャンプできるのだそうです。ところがこれを蓋つきの容器に閉じ込めておくと、天井にぶつかっているうちに学習をしてその天井の高さまでしかジャンプしないようになります。

人も同じです。教育機会や心理的安全性が欠如しているなどの外的要因によって抑えつけられている環境では人は成長しません。学びは習慣です。成長の習慣が抜けてしまった人は、自分が成長する喜びも忘れてしまっています。自己成長の喜びは学びの大きな動機となりますので、これが無いことは大きなハードルとなります。

また失敗が許されないとか、命令への服従を強いられるような状態では脳が緊張して学習効果が望めず、そもそも学習意欲が起きない状態となっているはずです。外的要因だけでなく、自分の可能性を自主規制する内的要因も天井になり得ます。そもそも人は自分でコンフォートゾーンを決めてその中に留まろうとする習性があるわけですから、本来の自分の能力を100%発揮せずにある程度の範囲内に留まろうとするようにできています。内的要因による天井は誰にでも簡単に作ることができるものです。私達は自分で自分の成長を止めてしまうことがあります。

次は跳ばなくなった蚤の集団を再び跳ぶようにする方法を考えてみましょう。


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