小さな組織における教育(3)〜“太上”を伸ばす

記事
ビジネス・マーケティング
そのようなわけで利益の80%を生み出すトップ集団の教育が最も効果が出やすく、なおかつ組織にとって重要な人材を流出させないためにも優先的に教育のためのリソースを振り分けることが賢明と言えます。

"太上”の人達は明確な目標や意志があることが多いので、まずは本人と組織にとって何が必要かを話し合って擦り合わせをしていきます。組織で教育をする以上は何でもかんでも自由にというわけには行きませんが、大抵の場合は組織が求めていることや自分が果たすべき目的を理解しているのでそれほど苦労はないはずです。

ただし"太上”は優秀であり続けるために留意すべき点もあります。その能力を過信し、“太上”と同じレベルでは「できない」"常”や"太下”に対して、なぜできないかを理解せず見下すようになったり、他者への共感力を失うことで組織にとって厄介な存在になることがあります。

人の本質的な生き方を学ぶ本学よりも知識や技術の末学を優先しすぎるとそのような罠に陥ることがあります。仕事はできるけど人間関係に問題を起こす人は厄介な存在です。小さな組織ではそのような人への依存が深まるほど他の従業員の士気を奪います。優秀な人材が優秀なままであり続けるように充分に気をつけたいところです。

毎朝別所に投稿しているものと同じ内容を投稿します。
自前で行う社員研修プログラムの立案のお手伝いをしています。
是非お気軽にご相談ください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す