小さな組織における教育(2)〜優先順位

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ビジネス・マーケティング
小さな組織における教育研修はどこから手を付けるべきか?基本は"太上”からだと私は考えます。放っておいても伸びる人なのですが、80%の利益を作る人ですのでとても大切です。そして、この人を放っておくと「今の組織よりも他に移るほうが自分は成長できる。」と考えて組織を抜けることに繋がります。そうなれば他社が得をし自社が損をすることにしかなりません。だから最優先ということになります。

また"常”、"太下”に対する教育を無理に行えば、却って士気の低下に繋がることさえあり得ます。“常”はとりあえず今のままでも良いと考えている人が多くいます。その中には「変わりたくない。」という感情が働いている人も居ます。“太下”は気持ちを上向かせるところから始めなければならないので、「教育だ!」「研修だ!」と大上段からやってしまうと反発されるだけです。

折角の教育投資であっても、迷惑行為になってしまえば逆効果でしかありません。そのリスクを負うよりも、"太上”を教育して利益を生み出す20%の人材を優先的に育てる方が組織としては効率が良いと考えます。

また研修をしても、そこで学んだことを実行するのは10人に1人程度とも言われます。学びを実行に移すのが"太上”だけであれば、その割合もなんとなく理解できるというものです。


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