重い話ばかりでカウンセラーは辛くならないんですか?

記事
コラム
「保健室まるみ」です。
ココナラで電話相談と
テキストでの相談を受けております。


カウンセラーをやっていると時々、
「重い話を聞いて、カウンセラーさんが
苦しくなることは無いのですか?」
と聞かれることがあります。

それは(私の場合)ほとんどありません。



全く無い訳じゃないと思うのですが、
クライアントさんの重い話に
ひっぱられて自分が苦しくなる感じは
今までの記憶をたどってみても、
あまりないんです。


そして今日書きたい内容は、
その傾向が最近より強まっている
っていうことです。



クライアントさんの重い話に
引っ張られないのは、
理屈で言えば
アドラー心理学で言う
「課題の分離」が出来ている
ということなんだと思います。



「その悩みはクライアントさんの問題で
カウンセラーの問題では無い」という感じです。

この表現は冷たく聞こえるかも
しれませんが、

課題の分離によって
相手をコントロールしようとする
カウンセラーから脱出しているんです。

相手をコントロールするって、
カウンセラーの価値観で、
カウンセラーのやり方で、
カウンセラーの思い通りに
クライアントを動かそうとする
ってことです。



毒親と言われる人達は、
知らず知らずにこういう状態に
はまっているんですよね。



クライアントさんと一心同体になって
問題に取り組もうとすると、
ちゃんとしている風の人でも
どうしてもコントロールしたくなって、
2人で溺れるって感じです。



なんか話が段々逸れていくので
今日のテーマに戻しますと、



最近の私は、
クライアントさんがどういう状態
にいても、
どういう過去があったとしても、

それが悪いこと、
かわいそうなこと、
抜け出させてあげないとダメな状態
だとは思っていないんですよね。

ジャッジ(判断)をしないということです。


だから、
重い話を聞いても、
「あーそういうことがあったんですね」
と思うだけだし、


クライアントさんの気持ちを聞いて、
「辛いです」と言われたら、やっと
そこで共感していく感じです。



ただこれが、
「辛いです」イコール
「一刻も早くここを
抜け出したいです」では無い時があるので、

また冷静に話を聞きたいと思うのです。



そして私が重い話にひっぱられない
最後の理由は、

クライアントさんがどうなりたいか、
どこへ行きたいかが
ハッキリしたら、
(本当の自分とちゃんと一致していたら)

「それ行けるでしょ。えっ?なんで、行けるでしょ」

って完全に思っちゃってるんですよね私。



だから、
私の所へ来てくれただけで、
もう安心しているんだと思います。

私がすごいカウンセラーだと
言ってるんじゃ無いですよ。

クライアントが出来る人だと
信じ切っているのだと思います。


なんでって、
「出来る」根拠も「出来ない」根拠も
どっちも大した根拠じゃないんですよ。

つまり誰にもわからないんです、
未来のことなんて。
だったら「出来る」方に賭けます私。

私が年をとったからなのかもしれませんが、
最近そこに落ち着いているんです私。

だから「それ出来るでしょ」って
クライアントさんには
思っちゃってます。



これが不思議なことに、
自分にはなかなか思えないんですけどね。
だから自分の問題の時は
誰か他の人に
そう言ってもらう様に頼んでいます。

今日はこの辺で。










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