「繊細さん」などの概念と「あなたの可能性」について

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コラム
「保健室まるみ」です。
ココナラで電話相談と
テキストでの相談をやってます。


私は最初、医療の世界で育ったので、
医師が出す「診断名」を基準にすることが
多いです。(それが絶対で、完璧だと
思っている訳ではありません)

どういうことかと言いますと、


例えば、
最近はやりの「繊細さん」と呼ばれる
ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)

これは病名とか障害名ではありません。
医師が診断名としてカルテに書くこと
では無いのです。



ちょっと昔でいうと、
「新型うつ」というのが言われた時が
ありましたが、それも病名では
ありません。通称です。



「インナーチャイルド」とか
「アダルトチルドレン」というのも
正式な病名ではありません。



私はこれらの言葉を
「会話するのに便利だから、
わかりやすいから使うだけです」
と言いたいのです。

その程度の認識だということです。




「私はHSPだ」と思うと楽になる、
という感覚はわかりますよ。

私達が体調不良を感じた時、
「何の病気だろう?」
と思っている間はすごく不安ですが、

病院へ行って
「うつ病ですね。治療しましょう」
と言われたらそれだけで楽になりますよね。

そんな感じで、
自分がカテゴライズされると、
自分が条件に当てはまると、
すごく理解された気がして、
「あーだからかー。私が悪い訳じゃないんだな」
と思えて楽になる、
だから利用するんだというのはOKだと思います。




でも私はそれを
過剰に使わない様にしています。


その中に自分がどっぷりつかってしまうことで、
クライアントさんをそこにカテゴライズすることで、
良くないこともあるからです。



HSPにおおかた当てはまる人でも、
中には1つ2つ当てはまらない事が
有ると思うのです。

でも、自分はHSPだと結論づけていると、
HSPの条件に自分を近づけて見てしまう
気がするのです。

私が言いたいのは、
その世界に逃げ込めて守られている気が
するかもしれないけど、
それってあなたの可能性を
せばめていないですか、ということなんです。



人はものすごく色々です。
すごく似てるけど同じでは無い。
そこが素晴らしい可能性だと思うのです。

一卵性双生児の人でも
全く同じ人生にはならないのだから、

そのちょっとした違いを大事にして、
そこがあなたの可能性だから、
自分らしく生きてもらいたいなぁ
と思うのです。

自分でカテゴライズしちゃわないで、
「自分というジャンル」「構成メンバー1名」
で良いと私は思います。

昔の自分を反省してそう思います。

ではまた。
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