会話をするとは一体どのようなことでしょうか?
趣味があっていたり、共通の友人がいたりすると話も弾みますよね。
私たちカウンセラーは人と一対一で話をします。よく聞かれるのが「会話に困らないんですか?」とか、「気まずくなったりしないんですか?」ということです。
カウンセリングの訓練を受け始めてすぐの時は
「沈黙が続いたらどうしよう」
「自分の知らないことでアドバイスを求められたらどうしよう」
こんなことをよく考えていましたが、今ではそのようなことで困ることはほぼありません。1時間程度なら、共通の趣味がなくても、共通の友人がいなくても話を聞くことができます。
カウンセリングに来る人はそもそも「話したいことがある」ので、それを詳しく聞いていけばよいというのもあります。そもそも「カウンセリングをうける」というのは現代の日本ではとてもハードルの高いことなので、「来る」というハードルを越えたからには何らかのことがあるといえるのです。
ただ、日常生活でも「来る」自体のハードルが高いものはいくつかあります。例えば「デートをする」というのも、そこまでのハードルが高いものの一つと言えるでしょう。
デートを設定できたならば少なくとも「あなたと何時間かを二人きりで過ごしてもよい」というメッセージに他ならないのです。カウンセリングで最初に聞くのは「なぜ来ようと思ったのか」ということです。これはデートにも共通していて、「なぜデートをしようと思ったのか」ということを詳しく聞いていくことは二人の仲を接近させる一つの方法です。
ただし「デート=好意がある」ではないので注意が必要です。カウンセリングと違い、デートは日常生活なので当然「言えること」と「言えないこと」があるのです。そのあたりを加味しながら聞き方を工夫するのがよいでしょう。
相手が「デートしようと思った理由」にそのデートが答えていれば次回のデートも期待できるでしょうし、十分にこたえることができていないならば次のデートはないかもしれません。
よくあるパターンとしては、相手や自分は「まだ相手を知りたい段階」なのにも関わらず「スキンシップや肉体関係などを求めてしまう」というミスマッチです。これだと、デートに来た理由と実際に起きたことが一致していないので次回はないかもしれません。
もし、近日中にデートの予定があるのならば、ぜひ一度私の分析を受けてみてください。この「デートに来た理由」を前後の文脈から読み取っていきたいと思います。