なぜ別れたら辛いのか

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別れてすぐのとき「なんで、こんなに苦しいんだろう・・・」と思ったことはありませんか?

別れたばかりの時は、特に起床時がものすごく辛いと思います。
起床時は夢の中から覚めるとき、つまり、辛い現実と向き合わないといけないタイミングです。

朝起きて
「あ、そっか、別れたんだったな・・・・」
「別れたのって夢じゃなくて現実だったんだな・・・」
と絶望してしまいますよね。

辛い現実を受け入れたくなくて、ずっと寝ていたくなるのも不思議なことではありません。

別れた後に失うものは、大きく分けて下記の4つです。

①自信の欠如
②習慣の欠如
③共有の欠如
④アイデンティティーの欠如

これらを1つ1つ解説していきます。

1.自信の欠如


あなたが振られた側であれば、元恋人に
「あなたは異性としての魅力がない」
「あなたと一緒にいても、僕は幸せになれない」
という評価を下されたような気がすると思います。

愛する人に、低い評価を下されてしまったと思うと
「私ってだめなんだな・・・」
と自信をなくしてしまうのは無理もありません。

「また再評価されて、愛されることで、その失った自信を取り戻したい」
という思いから、「復縁したい」と思ってしまう人もいるほどです。


2.習慣の欠如


毎日恋人と連絡を取り合っていたり、週末は会う約束をしていたという習慣がある方は別れた途端、この習慣をなくしてしまうことになります。

好きな相手と一緒にいる時間は、いわば脳の報酬を得られる娯楽の時間です。

そんな楽しい時間を納得できない理由で急に奪われてしまったら、ほとんどの人はその辛い現実を受け入れるまでに時間がかかります。

「どうにかして、やり直す方法はないか」
と日々悩んでしまうようになります。

これは恋人がいないという日常にまだ慣れていないから。

つまり、「恋人と一緒にいて楽しい」と繰り返し得ていた報酬が、急にぱったりなくなることに、脳がまだ慣れてないからになります。

脳が新しい日常に適応できず、「元の習慣に戻したい、その方が楽だ」と思ってしまうから、慣れるまでとても辛いのです。

でも、時間ともに脳は新しい習慣には慣れていくものです。

別れた直後よりも別れて数ヶ月後の方が、絶望感はだいぶマシになっていることが多いです。

脳も辛いという状態をずっと維持する方が負担がかかりますので、慣れたくなくても新しい習慣に慣れるようにできているからです。

3.共有の欠如


元恋人との会話、一緒に行った場所、思い出になった経験など、元恋人としか共有できない話はたくさんあるはずです。

付き合っていた期間が長かったり、一緒にいるときに印象に残る経験をたくさんできた人ほど、元恋人としか共有できない話が増えていきます。

例えば、

「あの時、こんなことがあったよね」
「あの場所、とっても綺麗だったよね、楽しかったよね」
「この写真の○○(元恋人の名前)、表情面白くない?」
「あの時一緒にみた映画、今度金曜ロードショーであるって!」

など思い出を共有できる相手は、一緒の時間を過ごしきた元恋人だけになります。

そのため、別れてしまった場合は、「もうこの思い出たちは私の心の中に残しておくことしかできない(=誰とも共有することはできない)」という寂しさを感じてしまいます。

4.アイデンティティーの欠如


アイデンティティー・・・「自分が自分であると自覚すること」「連続性のある自己認識をもつこと」

付き合いが長かったカップルほど、お互いの価値観をすり合わせてきた経緯があります。

相手と口癖が似てきたり、相手の習慣や好きなものが自分にも移ったりしていて、二人だけに分かる価値観二人で作り上げています

恋人って、自分にとって、かなり親しい相手ですよね。
それだけ近い存在の相手から影響を何も受けずに付き合い続けることはできません。

相手の存在=(相手から影響を受ける、相手からの影響を受けてきた)今の自分がいるということになります。

相手と別れてしまうと、今の自分を作り上げた、自分にとって影響力が絶大だった存在をなくしたことになります。

別れてしまうと、ぽっかり心に穴が空いてしまったような感じがしてしまうのは、自分を築き上げた一部がなくなったように感じるからです。

5.まとめ

別れた後に強い喪失感を感じるのは、上記にある4つのものをなくしているからです。

でも、この喪失感は時間とともに必ず癒えるものでもあります。

読者のみなさまの別れの痛みが少しでも早く癒えますように願っています。

下記に関連記事、関連サービスを載せて、この記事は終わりにします。
読んでくださった方、ありがとうございました。



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