こんばんは。
恋愛心理アドバイザー白浜ゆうりです。
今回は婚活が上手くいかない女性に向けての記事になります。
こちらの記事には、耳が痛くなるような(目が痛くなるような?)言葉もあるかもしれません。
しかし、厳しい現実も受け入れていただくことで、読者の皆様が幸せになれると信じています。
「好きになれる男性に出会えない」
と嘆いている女性には、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
1. 婚活沼とは
婚活沼とは、婚活が長引いてなかなか結婚までたどり着けない状態のことです。
言葉の通り、沼にはまって抜け出せない様子を表します。
2. 婚活沼にはまりやすい女性の特徴
<人並み以上に恋愛経験がある女性>
意外なことに、男性との交際経験が少ない女性より、人並み以上に交際経験がある女性の方が婚活は長引きやすいです。
恋愛経験が少ない女性は比較対象が少なく、ありのままの相手を受け入れやすいのです。
心理学で面白い研究結果がありました。
男性から見た女性の魅力度を1~5までの数字で表した時に、魅力度がそこそこあった3~4までの女性が結婚が遅かったという研究結果です。
女性としてあまり魅力的ではない1~2までの女性、もしくはものすごく魅力的な5の女性の方が結婚が早いのです。
魅力度が1~2の女性は
「自分を選んでくれた相手を大切にしよう」という考えなんですね。
「自分を選んでくれたのだから」という希少価値と感謝の気持ちが相手の男性に上乗せされるので、考え方が謙虚ですし、男性に高望みをしません。
魅力度が5の女性は容姿が美しいというアドバンテージがあります。
男性から
「この女性を逃したくない」
と思われるので、
交際後も至れり尽くせりで大切にされることが多くなります。
何かトラブルが起きても男性が折れるので、別れに発展しにくくなります。(トラブルの程度にもよりますが)
「こんなに魅力的なんだから、他の男性からとられてしまうのではないか」
という不安から、男性からのプロポーズも必然的に早くなるんですね。
魅力度が3~4までの女性は、
ある意味「一番多くの男性から求められやすい女性」です。
普通の男性が尻込みするほど高嶺の花ではないし、身近で親しみやすい雰囲気でしょう。
それ故に、魅力度が3~4の女性は
自分はモテるという感覚が無意識に身についてしまいます。
もちろん、女性として自信をもつことは、素晴らしいことです。
しかし、婚活市場においては、モテるという自負ほど邪魔なものはありません。
その自信が結婚を遠ざけてしまうからです。
その結果、魅力度が3~4の女性は結婚が遅れてしまうのです。
特に学生時代など若い頃にモテてきた女性は、結婚相手に求める理想が高いです。
これまでチヤホヤされてきた経験がある人ほど、結婚相手に「妥協したくない」という思いがあり、婚活が長引きやすくなります。
<「より良い相手を」思考の女性>
婚活をしていると、たくさんの男性と知り合う機会があります。
婚活パーティー、マッチングアプリなど、近年は出会いを探せばいくらでも男性と会うことができます。
しかし、出会いが手軽な分、弊害もあります。
相手をよく知りもしないうちから
「なんか違うかも」
と相手に見切りをつけるのが早くなりやすいからです。
婚活中の女性は、興味のない男性に時間を割いている暇はないかもしれません。
男性が結婚向きでなかった場合は、見切りの早さが大切な場合もあるでしょう。
しかし、次から次へと男性と出会えるからこそ、しっかり相手と向き合わっていないうちから、見切りをつけやすくなっています。
SNSがない本来の人間関係では簡単に出会えませんし、簡単に見切ることもないはずです。
婚活の場というのはそれだけ特殊な環境なんです。
気軽な出会いは一長一短です。
そのことをしっかり自覚された上で、婚活をしていく方が良いでしょう。
3. 婚活沼を抜け出す方法
<結婚相手は既成品だと知る>
あなたはバッグや洋服などを買う時、何を基準に選んでいますか?
デザイン、値段、使い勝手の良さなどあらゆる点を総合した上で、
気に入った物を購入していると思います。
「このリボンいらないけど・・・安いし、いっか」
「少し高いけど、デザインが気に入ったから」
など、何か不満があっても他の商品と比較して良いものから選んでいるはずです。
結婚相手もこれと一緒なんですね。
「頭が良くて、優しくて、お金持ちで、浮気しなくて、それでもエスコートはしてくれて・・・」
そうやって理想の男性をオーダーメイドすることはできません。
女性慣れしていない男性は、一緒にいて会話がつまらないけど一途で大切にしてくれるかもしれません。
高年収の男性は、豊かな生活を提供してくれけど、他にもモテるので浮気をしてしまうかもしれません。
頭が良い男性は、知的でかっこよく見えますが、あなたを論破してくる場合もあるでしょう。
優しい男性は、親切ですが時に優柔不断であなたをイライラさせてしまうかもしれません。
もう一度言います。
あなたの理想の男性像を選んで作ることはできません。
結婚相手はオーダーメイドのようにカスタマイズできない既成品なんです。
短所は長所にもなりえますし、長所は短所にもなりえます。
そのことを本当の意味で理解していれば、相手に求めるハードルを下げることができると思います。
<時間と出会いは有限だと知る>
批判を覚悟で言いますが、男性から見た女性の性的な魅力度は年齢とともに低下していきます。(一部のマニア除く)
もちろん、性的な魅力度だけで結婚相手を選ぶ男性は少ないでしょう。
しかし、男性にとって相手に性的な関心がもてるかはかなり重要な要素ではないでしょうか。
婚活市場において、最も重要な要素が容姿と若さです。
若さは誰もが手にしているものですが、やがて失っていくものです。
男性から見たあなたの性的魅力度は年々確実になくなっていきます。
それは女性だけに限らず、男性も一緒です。
(男性は性的魅力がなくなるスピードが女性より緩やかですが、それでも年齢とともに確実になくなります)
若い時の時間は貴重です。
その大切な時間の中で出会える男性の人数は限られています。
出会えた男性の中から、結婚相手を見つけるしかないのです。
あなたの理想ぴったりの男性は、実際に存在するかもしれません。
しかし、あなたがそんな相手と出会えるとは限らないのです。
もし出会えたとしても、男性があなたを結婚相手に選ぶとは限りません。
理想の男性を見つけた時、あなたは年を取り過ぎているかもしれません。
そう考えると、
「限られた時間の中で」
「限られた出会いの中で」
「あなたを選んでくれる男性」
から選ぶしかないのです。
この考え方ができれば、婚活沼から片足だけでも抜け出すことができると思います。
<譲れない条件を絞る>
ここまで読んでいるあなたは、きっともう理想の王子様を探すことはないと思います。
しかし、一生一緒に過ごす相手には「より良い人を」と思ってしまう気持ちはよく分かります。
そんなあなたは、譲れない条件を絞りましょう。
人によって譲れないポイントは違うと思います。
譲れないポイントが多いほど、相手を探すのが難しくなりますので、多くても3つまでにしてみましょう。
「より良い人を」思考だと、目の前の相手と真剣に向き合うことができなくなり、婚活沼にはまってしまいます。
より良い人を探し続けて、若くて貴重な時間を無駄にしないようにされてください。
恋とは相手の長所を好きになるもの
愛とは相手の長所も短所も好きになるもの
という言葉があります。
完璧な人間というのは存在しません。
あなたも完璧ではないはずです。
結婚とは、
お互いに欠点を許し合い、生涯をかけて支え合っていく
という契約です。
目の前の相手を深く知り、相手にも自分を深く知ってもらってください。
相手としっかり向き合い、お互いの価値観を擦り合せる過程があるからこそ、愛情は芽生えるものだと思います。
婚活で出会ったばかりの男性に対し、愛情がわかないのは当然です。
しかし、それは相手の男性も同じです。
あなたを気に入っているように見えても、それは単なる性欲からです。
男性の性的なストライクゾーンは女性よりも確実に広いのです。
出会ったばかりの男性にあなたが愛情を持てないのと同じように、男性もあなたを唯一無二の存在として、深い愛情までは抱いていません。
そのため、自分が選ぶ側と考えるのはやめましょう。
4. まとめ
愛情は二人で過ごす過程の中で芽生えます。
そのため、最初から相手に愛情がわかなくても焦る必要はありません。
人は相手を知れば知るほど、2人の思い出が多ければ多いほど、相手に愛着がわくようになります。
愛情はゆっくり育んでいくものです。
あなたがこれまで交際してきた男性のように、燃え上がるような恋愛感情がわかなくても良いのです。
逆に、結婚相手には燃え上がるような恋愛感情がない方が良いという考えもあります。
こちらについて詳しく知りたい方は「ドーパミン恋愛とオキシトシン恋愛の違い」の記事をご覧ください。
読者の皆様が素敵な相手と巡りあえますように。