落ちても気付かない穴

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コラム
世の中で「油抜きダイエット」が流行し、
母なりに工夫をしたそれっぽいダイエットを行っていた我が家では、
それなりに効果もあり、体重も減少していました。

その頃、私は実家を離れ、自炊することとなりました。
母とは逆に、私は、料理が超苦手…。
と、言うか、ほぼほぼ作ったことがありませんでした。

丁寧に肉の脂身を取り、調理をしてくれていた母の料理とは違い、
ずぼらな手抜き料理を考えるうちに、
「油を取らなければいいんだ!」という勝手な法則を作り出していたのです。

当時は、「栄養」なんてことは考えたこともなく、
ただ単に、身体を動かすためのエネルギーとしか考えていませんでした。
日々摂取する「栄養素」によって、身体の細胞が生まれ変わっているなんて、
まったく知識としてありませんでした。

肉から油を除去するのも面倒なので、肉を食べなければいい!
魚も白身の魚だけにしよう!
カロリーがないキノコやこんにゃくでお腹をいっぱいにしよう!
でも、アイスは食べたいから、ご飯の代わりにしよう!

今思うと、ほんと、とんでもないことをやっていたと思います。

ちょうどその頃、週に3回ほど、エアロビクスにも通い始めました。
8ビートに乗って、汗をかくことが楽しくて、ハマりまくっていました。

体重は、おもしろいように減ってゆき、
実家にいた頃、47キロほどだった体重は、
あっという間に43キロほどになりました。

身体にどこも不調はなく、仕事も順調でしたし、
どんな服でも着こなせるようになり、ウキウキの毎日でした。

もうすでに落とし穴に嵌まっていたことに、まったく気付かない日々でした。
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