フランクな話を
ご覧いただきありがとうございます。むー助です。
前回、前々回と、時期的なこともあり真面目な話題でした。書いている中で思い出したこともあり、少しフランクなお話をさせていただきます。
テーマは「夏休み」
学校の先生は夏休み期間なにをしているのか?休みはあるのか?お話しさせていただきます。
「先生は夏休みあっていいよね~」
教師時代よく言われた言葉です。
やっぱり教師の世界は情報が外に出ていかないんだな~と思いました。
ハッキリ言うと、先生に夏休みはありません。
月~金は勤務日、土日祝日は休み。と普段となんら変わりはありません。だから、先生たちは夏休み期間中も基本的には学校に出勤しています。
「え?じゃあ何してるの?」と思われるかもしれません。子ども達が登校していない時期だからこそ、普段できないことが入ってきます。
例えば…
・ここぞとばかりに、研修会や出張が入ってきます。午前と午後で別の
出張に出かける日もあります。
・様々な「宿題」が出されます。年間計画の見直しや、各種調査に関す
る回答など。出張で宿題をだされることもあります。
・行事の準備をします。9月から12月までは行事が立て続けにやってき
ます。校外学習(修学旅行)、文化祭、市内陸上大会、マラソン大会
音楽祭…など計画・準備をこの期間中に進めます。秋が運動会の学校
はその準備も追加ですね。
・2学期制の学校であれば、通知表の作成を行います。これがま~時間
かかります。
でも、平日先生お休みしてることあるよ?
その通りです。いくら夏休みもやることが沢山あるとは言っても、子ども達が登校していないので、普段より多少余力があります。
なので、年休をここで使います。というか、使える機会がここぐらいしかないのです。(私は退職時、30日以上の年休がまだありました…)
厳密に言うと教師には「お盆休み」がありません。先生たちはお盆期間に年休等を使って休んでいます。最近は「閉庁日」を導入する所も出てきています。
閉庁日とは平たく言えば「平日だけど、学校やっていない日」です。この日は平日であっても、先生たちは出勤していません。
まとめると、「普段とは別の忙しさはありつつも、休みがとりやすい。」のが先生の夏休みですね。
センセのホンネ
この夏休み期間で実際にあったことを話します。ちょっとした愚痴かもしれません。
・「平日に教師がスーパーで買い物をしている!何事だ!」という苦情の電
話が入る。
→学校に対して深い理解をお持ちの方ですね。でも、教員も夏休み期間
中はお昼を買いに出ることもあります。お休みを取っている方もいま
す。許してあげてください。
・学校閉庁日なのに「年休」を取りなさい。
→閉庁日は各自治体が定めている日なので、全国的な制度ではありませ
ん。よって、閉庁日は年休をとって休まなくてはいけません。現場の
感覚からすると、『土日に年休をとっている』ような感覚です。
・夏休み期間中は太る
→普段座ることなく動いているので、夏休み期間中は太ります。その上
昼食を買うことも多いので私は夏休み期間は体重が増加傾向にありま
した。
・先生だって夏休み明けは憂鬱。
→普段より余裕をもって仕事ができていた分、学校が始まるとまた大忙
しの日々が戻ってきます。憂鬱です。
・でも、子ども達に会いたい気持ちもある。
→やっぱり教師は子ども達と接してこその「教師」です。夏休み期間中
は、張り合いがないので、子ども達に会えることが楽しみでもありま
す。
最後に
いかがでしたでしょうか?先生たちの夏休みについて、少しでも伝わりましたでしょうか?
ここに書いたことはあくまで私の経験なので、全国すべての学校や先生にあてはまることではないので、注意してくださいね。
ここまで読んで頂きありがとうございました。