【ツーブロック禁止?】ブラック校則が生まれる背景とは?

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ご覧いただきありがとうございます。むー助です。
更新がだいぶ空いてしまいましたー。。。
これからもよろしければ見てやってください!

今日は話題になっている、都立高校の一部で髪型を
ツーブロックにすることが禁止されていることから、
最近話題の【ブラック校則】の中でも
身だしなみに関する事を中心に
現場目線から述べていきたいと思います。

※この話題は、個人の考え方が大きく反映されます。
 読む方によっては、気分を害されるかもしれません。
 この記事もあくまで個人の考えとして読んでくださいね。

ブラック校則の例と現状
・髪型はツーブロック禁止
(編み込み、お団子ヘア、ポニーテール禁止なども)
・下着の色指定(白のみとか)
・スカートの長さが決められている
などなど、調べれば調べる程出てきますね。

ツーブロック禁止が話題になっていますが、
禁止の理由について
「その理由といたしましては、外見等が原因で
事件や事故に遭うケースなどがございますため、
生徒を守る趣旨から定めているものでございます。」
と議会で答弁しています。

色々批判はありますが、私は
あくまで議会用の答えだと感じています。

それでは、現場ではどのような背景で
このような校則が生まれたのか
考えてみます。

ブラック校則が生まれる背景・原因

【1】校則が持つ難しさによるもの
【2】「公(学校)」が「私(個人)」に
   口を出さざるを得ない世の中

であると考えます。
それぞれ具体的に書いていきます。

【1】校則の持つ難しさによるもの


要するに「どこで線引きをするか」ということです。
黒がOUTで白がOKとすると、
間のグレーの部分でどこで線を引くかが問題になります。

これ以上はOUTでこれ以下はOK
なんて決めるのにはすごく時間がかかります。
その上、少し線引きを緩めると、
「その隣もOKじゃないか」といった意見が出てきて
また、線引きを考え直す手間がかかります。
(抽象的なので図を見てください)

無題.png

ツーブロックといっても程度があります。
清潔感のあるものから
ちょっとガラの悪いものまで…
女性だって下ろしている髪を上げると
剃ってある髪型もあります。
(髪を上げたら剃りこみが入っている
 パターンも見かけました)

こんなのいちいち現場で基準を決める
時間的余裕なんてありません。
だから、
校則は基本的に
黒か白かで決めるしかありません。

よって、髪型の禁止事項や下着の色の指定
が生まれるわけです。

【2】公(学校)が私(個人)に 口を出さざるを得ない世の中


ちょっと想像してみてください。
子ども(小中高生)がガラの悪い恰好をしていたり
派手なメイクをして出歩いていたり、
何か悪さをしていたり…
そんな時、どんなことを思いますか?

恐らく大半の方は『どこの学校だ?』
と考えませんか?
そこまで考えなくても、『どこの家の子だ?』
と考える人は少ないのではないでしょうか。

実体験として、土日に他人の家の壁に
ボール当てをしていた苦情が
学校に来た事だってあります。

つまり…
子どもの躾の主体が「学校」にあるのが今の日本です

そうなれば学校だって
学校の評判を下げたくありませんから
校則を作って防ぐ訳です。

本来髪型を始めとする「身だしなみ」は
本人が「これはよくないな」
保護者が「学校にはそぐわない」
と判断すべき内容ではないでしょか?

その「私(個人)」の問題に対して
「公(学校)」が口を出さざるを得ないことが
ブラック校則が生まれる背景にあると考えます。

保護者のすべきこと

それではお子さんの通う学校で
ブラック校則に直面した時
保護者はどうすればよいのでしょうか…。

ズバリ言えば
「子どもの成長につながるようにしましょう。」
ということです。

【保護者のすべきこと】
①一緒に考える
なぜそうしたいのか?校則ではなぜダメなのか?
を一緒に考えてあげてください。
その時には、あえて学校側の立場に立って
考えさせてあげてください。

そうすることで、1つの物事に対して
複数の観点から考える力が付きます。

②しかるべき方法を考える(教える)
中高にもなれば、必ず「生徒会」というものがあります。
子ども達の自治組織になります。
そこで訴えていくべきだと考えさせてください。

生徒会は意外と単純な構造になっています。
・候補者がマニュフェストを掲げ、生徒一人一人が
 直接投票によって決められます。
・生徒総会や意見書の提出など
 直接一人一人の声聞く仕組みになっている。
・生徒会での決定は、正式な意見として
 教員に届けられる。
⇒生徒一人一人の意見が、ワガママでなく
 正式な意見として取り上げられる
 仕組みが整っている

これって、数年後には控えている国会議員等の投票権
の獲得に向けた練習でもあるのです。

「ツーブロック禁止なんておかしい!」
と言うだけなら誰でもできます。
例えるなら、お菓子を買ってほしい小さな子が
駄々をこねているのと同じです。

でも、しっかりとした根拠をもって
正式な方法で訴えかければ
それは立派な「意見」です。
その違いを教えてあげてください。

【絶対にしてはいけないこと】
・学校に苦情を入れる
親が加担することで、子どもは考えることを止めます。
そこで成長はストップしてしまいます。

・「うちの子は大丈夫」
ハッキリ言います。
家と学校の子どもの姿は同じではありません。
二面性があるという訳ではなく、
学校での「自分」と家での「自分」は違います。
(すべての子に当てはまることではないですが…)

最後に…

長くなってしまいました…すいません。

この内容をまとめると

【ブラック校則が生まれる背景には次の2点がある】
・校則を決める難しさがある。
・公が私に口を出さざるを得ない世の中である。

【保護者のすべき事】
ブラック校則をチャンスと捉えて
子供の成長につながることをしてあげてください。
「自分で考え、自分で行動を起こす」
ことのできるお子さんになったら
素敵だと思いませんか?

ここまで読んで頂きありがとうございました!!
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