歌唱時のブレスについて、私なりの考えをお伝えします。

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音声・音楽
どうも。

Salon Pomのしんごです。

今回もボイストレーニングに関する情報を、私が今まで学んできたことをふまえ、私なりの解釈、表現でお伝えしていこうと思います。

今回は「歌唱時のブレス」をテーマにお話ししていきたいと思います。

ではいきましょう!

まず、歌唱時におけるブレスは、「鼻呼吸がいいのか?口呼吸がいいのか?」がテーマにあがると思います。

結構、議論されるポイントかと思います。

早速、結論から申し上げまして、正直なところ「どっちがいいのかわからない。」というのが私の答えです。

いきなり出鼻をくじかれた形になってしまいますが、現段階で明確にこうだと言えないのが正直なところです。

実際、私ボイストレーニングに関する本、声楽本は過去に幾らか読みました。(今も勉強中です!)

また、若い時には実際何人かのボイストレーニングを受けていました。

しかし、どれを読んでも名言は避けているような印象を受けます。

それどころか「どちらでもいい」と書かれていたり、「どっちも使っている」と書かれている本もあります。

まだまだ研究の対象になるテーマなのかも知れませんね。

実際、メジャーシンガーさんでも、口で呼吸する人もいれば、鼻で呼吸されている方もいらっしゃいます。

その点からいってもどちらかが正しい、どちらかが間違いとはっきり言えないのかも知れません。

確かに、どちらの呼吸にも良い点とそうでない点があります。

まず口呼吸に関していえば、瞬時に息を取り込める、という良さがあります。

アップテンポの曲で瞬間的に息を取り込む際に、適しているなと感じます。

しかし、喉がすぐ乾いてしまうという問題も含んでいます。

実際一曲通して、口呼吸を続けていると明らかに喉が乾いてきて、最後らへんは、声質にも影響しているなと感じます。

逆に鼻呼吸でいうと、口呼吸とは逆になりますが、喉を保湿してくれるという利点がありますので、終始喉にとって良いコンディションで歌えます。

ただ、口呼吸と比較して息を瞬間的にとりこみにくいので、それこそアップテンポの楽曲を歌っていると、明らかに鼻呼吸では充分に空気を取り込めない箇所は出てくると思います。

よって、結局どちらにも良い点は存在するので、「どちらも使う」という答えが落とし所としてはいいのかと思います。

結局はわからないんですね。

ちなみに私はどうしているか?ですが、私は基本鼻呼吸です。保湿命です。

ただ、先程申し上げました通り、鼻呼吸では必要量取り込めそうにない箇所が存在しますので、その時は口呼吸を行うようにしています。

このテーマに絶対はないかと思うので、実際にどちらも試してみるのはいかがでしょうか?


次に「歌唱時にどれくらい空気を吸えばよいか?」ですが、これに関しても、発声のプロと呼ばれる人の中でも答えは定まりきってないと思います。

ただ、今回は私が現段階で信じているものをお話ししようと思います。

まず、自分の中ではっきりしていることは「歌唱時において、ありったけの空気量は必要ない」ということです。

語弊が生まれないように補足していきますと、当然、必要量空気を取り込むことはしますが、歌唱時に肺に目一杯取り込むことはしません。

理由としましては、空気を取り込む際、横隔膜が下に下がっていくんですが、大きく取り込めば取り込むほど、筋肉に緊張を生み、空気を外に吐き出す時に不安定さを生んでしまいます。(筋緊張性呼吸調整)

簡単に言えば、緊張してしまうのです。

私はリラックスが歌には欠かせない要素だと思っていて、リラックス=自由度と捉えています。

要は「いつでも自由に動かせる状態」がリラックスであり、とどまることがリラックスではない、ということです。

よく、「肩を下げて」というボイストレーナーさんもいらっしゃいますが、たとえ肩を下げていてもそこに硬さがあればリラックスとはいえないと思います。

笑顔がひきつっている人を見たときにリラックスしているなと感じるでしょうか??

大事なのは、柔らかさであり、自由度が大切になってきます。

もう一つ、例を出しますと目一杯空気を取り込んで、吐き出そうとする行為は、野球でいうとホームランを打ちたいから、バットを目一杯振っていることと似ています。

当たればホームランになるかも知れませんが、やはり力一杯大振りをすることで、重心がブレて、なかなか当たりにくい状態にならないでしょうか??

要は力みがそこにあるんです。

大事なのは、土台でありコンパクトにまとめるからこそ、安定したまま身体が動かせると考えます。

そういう意味では、やはり発声に関しても同じことが言えるのではないでしょうか??

私の感覚で言えば、「お腹が少し膨らむ程度」に空気が入れば充分歌唱できると思っています。

実際、たとえたくさんの空気を取り込んだとしてもそれを声に変換するのは声帯です。

必要以上の空気はむしろ声帯のピッチ数を下げてしまうだけで、ただただ歌いにくさを生んでしまうだけだと思っています。

とは言え、歌唱中に酸欠で苦しくなる程度の空気量だとやはりそれはそれで歌いにくさが生まれてしまうので、これは個人差があるかも知れませんが、「適量分吸う」ということが大事なのではと考えています。

結論、私はブレスに関しては『鼻呼吸で、瞬間的にややお腹が膨らむ程度に(必要量)吸う。適宜口呼吸で。』

こんな感じで捉えています。

ただ、やはりブレスにとらわれすぎるのもまた逆効果だと思います。

大事なのは、やはりリラックスすることであり、「気持ち良く呼吸する。」こんな風に捉えることもまた良しだと思います。

先程も申し上げました通り、やはり色々ご自身で試して頂くことをおすすめいたします。

私も一生学ぶ者として、どんどん吸収し、チャレンジしていきたいと思います。

〜歌は誰でも歌っていい!〜

楽しく、歌唱力UPを目指していきましょう♪


では、今回はこの辺で失礼いたします!

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