どうも。
Salon Pomのしんごです。
今回もボイストレーニングに関する情報を、私が今まで学んできたことをふまえ、私なりの解釈、表現でお伝えしていこうと思います。
今回は「歌唱力アップさせる為に、捨てるべき3つの思考。」をテーマにお話ししていきたいと思います。
ではいきましょう!
まずは、「やり方を知れば上手くなるという思考。」
これについてお話ししていこうと思います。
案外、歌を歌うことについて「やり方」を知れば解決できると思っている方がいます。
例えば声が出ないとか、高音が出ないとかの原因をやり方に問題があるからで、そこさえ変わればすぐに変わるという思考です。
この考えを持っていると、すぐに結果が出ない際に、「やり方が違うからだ」と安易に結論づけてしまいます。
もちろん、発声する時の気をつけてほしいポイント、意識したいポイントは存在するので、それをやり方といえばやり方です。
ただ、それは「継続して効果的なトレーニングをする為の土台」みたいなものですので、「地道に継続していく」ことで、はじめてやり方に意味が出てきます。
ずばり、持っていてほしい思考としては、「発声はトレーニングだ」ということです。
筋トレも一緒だと思います。
やり方を知った上で、そこからトレーニングを積み重ねるからこそ筋肉が養われていきます。
歌のトレーニングも、発声器官の神経発達、筋肉の強化が大事であり、育つからこそ歌声が覚醒していきます。
その道のりはやればやるだけ変わっていくものだと思います。
もちろん充分な休養をとりながら、効果的に負荷をかけていく。
それが大事な思考だと思います。
5年、10年とトレーニングを積み重ねていく。
この成長の過程を楽しみながら、歌声を進化させていきます。
ボイストレーニングは、地道で、長い道のりです。
一歩一歩を楽しんで、前進していきましょう♪
次にお話しする、捨てるべき思考は「歌は難しい」という思考です。
主にボイストレーニングですることは「地声と裏声の強化」で、喚声点(ブレイクポイント)をなくしていく。
これだけです。
やることはこれだけなんです。
この目的を達成するために、あらゆるトレーニングを行い、歌声を進化させていきます。
あらゆるトレーニングといっても、大事になってくるのがトレーニングもシンプルだということです。
難しく考えている人は、どうしても「できないことをできるように」という発想でトレーニングしていきます。
そうすると、例えば出ないキーがあったとして、その出ないキーで、必死に出そうとがんばってしまいます。
結果、力んだ発声になったり、偏った癖がついてしまったりして、なかなかそこから脱却することが難しくなってしまいます。
まず、考えてほしいのは「できることを徹底的にやる。しかも、効果的に。」ということです。
案外、「高い声が出ない」という問題を抱えている方で、低音域、中音域においても発声に問題を抱えているということがあります。
高い声の方が癖が目立つだけであり、基本的な発声を変えることがなにより重要になってきます。
逆に言えば、基礎的な発声をしっかりできるようになれば、高い声も結果的に出しやすくなったり、偏った癖などもなくなるようになっていきます。
当然、そこから更に質を高める為にトレーニングを続けていきます。
要は、フォームの崩れたトレーニングでは、負荷が逃げてしまったり、偏った癖がつく原因になるので、適正なフォームを優先し、その中で発声を行っていく。
それが一番効果的なトレーニングです。
「無理のない音域で、地声と裏声の強化を行っていく。」これだけです。
最終的に辿り着きたい場所は、「綺麗で逞しい声だけど、簡単そうに歌っている。」
これが理想です。
人が歌声を聴いて癒されるのは、歌っている本人が誰よりも歌声に癒されているはずなんです。
難しく考えてしまう人の歌声は、難しく聴こえてしまうのではないでしょうか?是非一度シンプルに歌ってみて下さい。
無駄な部分、しなくていいことが見つかってきませんか??
最後はやや哲学ぽい話になりますが、捨てるべきは「モチベーションに頼った練習」です。
基本的には、発声練習は「毎日」行ってほしいです。
これは、発声練習の目的になりますが、要は神経発達させていきたいので、「習慣化」してほしいのです。
時間は5分〜10分程度で十分に効果は出ます。
姿勢を確認して、効果的に発声を行えば、必ず声に変化は訪れます。
この考えとは別の考えもある(それもまたよし!)でしょうが、私は実際に毎日10分くらいは発声トレーニングを行います。
ちなみに、ストレッチも毎日行うことをおすすめします。(話が逸れるので割愛しますね。)
よくあるのが、モチベーションが高まった時に、喉が潰れるまで歌唱し、また何日も発声しない。
というトレーニングです。
これは、私の考えでは、ボイストレーニングはいわば筋トレの要素があるので、筋肉が養われていかないと思っています。
ただなんとなく気分はスッキリするかと思いますが、一日でできるトレーニングの量はどれだけ歌っても限界があります。
過剰(オーバー)に負荷をかけても、その分成長が飛躍するということではないと考えます。
大事なのは適切で、適度な負荷を毎日かける。
そして、体の反応、感覚を確認しながら、無理のない発声をルーティン化します。
そうすれば、発声の基礎は築かれていくのではと考えています。
かなり偏った考えかも知れませんが、「モチベーションは高くなくてもいい。続ける意志さえあれば。」という感じです。
毎日やる習慣さえついてしまえば、いざ始まれば、勝手にモチベーションは高くなっていきます。
「せっかくやるんだから、しっかりやろう。」みたいな感じです。
大きなことをする必要はありませんので、少しでもいいから発声する。
こんな感じで、気長にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
以上、歌唱力アップの為に、捨てるべき思考というテーマでお話ししましたが、具体的な個人に合ったトレーニングは実際サービスでご提案しております。
私でなくとも優秀なボイストレーナーさんはいますので、ご自身の発声を客観的な視点で見たり、適切な負荷をかけたいと思う方は、是非一度ボイストレーニングを受けてみてはいかがでしょうか?
このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
〜歌は誰でも歌っていい!〜
楽しく、歌唱力UPを目指していきましょう♪
では、今回はこの辺で失礼いたします!