AI利用レベルを高めていって持続可能な仕事をつくる

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ビジネス・マーケティング
AIアシストをどこまで使うかというところで、メガネみたいな道具になればまああまり違和感がなくなっていくってのは大分分かりやすいかなと。

職人的アイデアマンは滅びるか?

先回、仕事でアイデア出しにAIを使う場合において、活用はいいのですが、AIアシスト前提だと「その人のアイデアを出す力」は磨かれないだろうという考えを示した気がします。AIはどちらでもなくて、人がどうかと。この話はある種クラフトマンシップというか、要するに「職人的」なアイデア出しを想定しているわけです。

って客観的に言っていますが、僕はアイデア出しを職人的にやっている、職人アイデアマンだと言えます。一方で、AI活用は別にしたほうが良いというところで、少し違うのですが「アイデアコンペのアイデアが優れたアイデアはない」ということが「まま」あります。というのは、主催者が全てのアイデアを見られない(応募アイデア全部チェックできないというのもあれば、世の中のアイデア自体は当然分からないですよね・・・)という事情があるからです。

職人化の定義が難しいですが、一定程度の自力でアイデアを出せる人は職人的といえるかなと。あとは、アイデアの固執具合とか、実行で違いを見せつけるとか、違うことが大事になると。当然AIをうまく使う職人アイデアマンがいてもいいかなと。

あとは、アイデア出し自体は面白い(信じられない人もいるかもしれませんが(笑))ので、そういう趣味としては残るというか。僕も大好きですから、僕は生き残ると。ただ職人性はどんどん消えていくので、古いマインドセット(今どきではない意味で否定しているわけではないです)になるんだろうなって予感しかないですね。

よって、最終的に狭い範囲でいえば、クライアントがそのアイデア良いねといえば通っていく世界がある。ここは合意なんですよ。あとはメガネ的に皆が使うか、クライアントの意向でAI禁止ではないかというところを超えていくとどうなるか。つまり、みんなメガネ掛けているので普通ですよね、というところで、あとは品質をどこまで上げられるかとなると。

AI前提としてあとは品質の問題

ここが今回のポイントです。逆にいえば品質が低くて良いならAIまんまでいいわけで、高いなら人の目利きや精査、そこに創発できるかってことになる。こっちを今後描いていきたいしそう考えています。

今のところAI活用で効果があるかもなというのは、
・自分があまり得意でない、知見がないものもそれなりになにか出してくれるので叩き台としてそこから作っていくことができる
・「サラ」の何もないところから創るよりは、思考を促進できる(疲れが軽減するという意味、サラから作れない人はあまり意味がないかと)
・対話型で客観性が出てくるので、リソースとして違う視点や意見を組み込みやすし、言いやすいし考えやすい(AIの意見というとツッコミが厳しくなるみたいなもので、よりしっかりと吟味できる)
みたいなことはありそうだなと。

あとは、レベルです。品質が低いのを求める!っていう人はいないんですが、それなりにとかはあるし、それって価格と時間とかになってくるのかなと。そういう意味では色々といじれるのでここはもっと実践していこうと考えています。

品質が高いものは、職人がやるか、職人×AIでやると。工数、価格、スケジュールとかを見込んでですよね。まあそうなっているんでしょうね。

品質が低いものは、AIのみか、かなりざっくりでいいと。ここに、人×AIでも、例えば職人アイデアマンでなくても、素人アイデアマンでもAIで提案できると。これは良いことなんじゃないかと。ただ品質が高くなるかは、AI活用レベルか、その人のアイデアスキル(インプットとか思考とか、体験とか)によると。

なので、かなり乱暴ですが、ここでいうレベルは利用スキルくらいの意味です。
・品質が高い仕事=職人が直接やる、高単価。または職人×AIでともに高めていく。
・品質がそれなりの仕事=職人×AI。職人レベルが低くても、AIがカバーできる。またはAIレベルが低くても職人がカバーする。
・品質が低い仕事=AI。またはアマチュアや素人×AIで行う。
って感じです。

ここで、アンケート回答的なマイクロタスク、ポイ活的なものは、人の最後の趣味みたいになりそうです。AIでも出来てしまうのですが、そこに「人が答えた」というのを出したいがためにあるというか。ここはAIが駆逐するといっても間違えないと。

仮に残るのは、AIコストがかかるので、そのコストより低いならいけると。という意味では人がやる「仕事」というのではなくなっていくんだろうなと。

品質が高い仕事を持続可能にする

AIがそういうことをさせてくれるなら、メガネではないけどありですよね。

なので、人が仕事レベルを判断して、どういう品質か?をチェック。そこで適したAIを使う。AIレベルがある程度必要です。慣れるしかないですね、学ぶしかない。

その上で、AI「だけ」でいいやってなる人もいるかもですが、それはないと思っていて、人の学習もいるので、「仕事」が消えるとかって想定しづらい。AIの学習が人より早いとかってないし、「創造」はやっぱきついはずですから。使い倒すってところで出てくる刺激はここでは紛らわしいので除外します。

つまり、メガネをかけているから僕は視力が低くても生活できる。そういう意味ですが、スポーツとか激しいものは不利ですよね。物理的に飛ぶし、テニスとか汗をかいたらめっちゃ大変だったなあと思い出しました(笑)そういうAIが使える使えないもあるんでしょう。ですが、目が良いから視力が悪い人より有意な点とか土俵で「戦う」「競う」なら駄目ですが、そうでないなら、ここは可能性のほうがあるなと。

今まで明らめていた人が盛り返してくる可能性も大いにあると。それはかなり面白いし、マイクロ法人、一人株式会社、個人事業主などにとってはプラスしかないかなと。
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