考えるとは紙に書くこと

記事
ビジネス・マーケティング
友人と話していてそこまでいってもいい、くらいと言っていたので、まあ脚色はあれど確かになあと。

紙にペンで書くということですね。ゼロ秒思考とか少し読んでますが近いというかまんまですね。

僕が思う考えるとは、いくつか概念で比較していくといいかなと思うので比較してみます。

悩むと考えるの違い

まず悩むと考えるの違いからいきましょう。

悩むは選択肢が3つくらいあったとして、どれも良いとか、悪いとか。引っ越しの物件選ぶのに迷うとか、ランチメニューが決められないとか。そういうのも近いですね。迷うと違いますけど。

悩むはライトなものから、人生の選択まで色々使えます。

ポイントは、ここで選択肢について検討しているが、決定打がない。そしてそれぞれ比較検討して明晰に意見として「これ」と言えないこと。

よって、悩むをこじらせると、ランチメニューが決まらないままそのまま終わるとか。人生の選択としてそのまま決めずに流されていくとかになります。

考えるとは、ここでは悩むとは違って前向きなイメージです。選択肢があって、そこから決定までできる。またはこの選択肢を選ばない理由、選んだ理由が言える。

少なくとも、感覚的にですが悩むことを否定するとか批判する意図はないですが、悩んで前進することはないイメージです。悩んで強くなるとかは、多分「悩む」に考えるを入れているかなと。

僕は悩むと考えるは明確に違うと思うので、ここは違和感があります。

悩むときに、紙に書いて考えるとかがないんですね。そうしている人がいればまた話は違いますが。頭の中でぐるぐる回してあーでもこーでもないというのは悩むに近い。考えるも近いところはありますが、だからこそ「書く」んですね。そこで突破口は見えるかもしれません。

話すと考えるの違い

話せるから考えられているという人もいるかもしれません。

実際にプレゼンで伝わるということは考えた結果でもあるので、それはありえます。ただそれはそれとして、実際は「話せる」=何か話すから考えているかと?

例えば、商品について話したら「それはわかりません」というのは考えてないというか、答えは得られないですよね。だから話せばいいわけではない。内容ですよね。

当然「その商品はXXXであってXXXなのでXXXだと違うかもしれない」というXXXが良くわからない言葉とか、または意味をなし得ない言葉だったらどうか。これも駄目ですよね。トンチンカンというのが適切でしょうか。

話せるからといって、それについて考えているわけではないんですね。逆にいえば考えていれば、話すのは楽です。既に考えたことを話すだけですから、またはそこで相手とか違う環境に対して配慮できるというか。
これを思考のバッファと読んでもいいかもしれません。バッファとかスラックとか、余裕とか余地ってことですね。

しゃべることができるから考えている。わけではないのは、現場の流れで合わせることが巧い人もいるからです。リーダーの発言をうまくまとめていくことで、それっぽく振る舞う。ですがそれはリーダーシップがあるのかというとまた別じゃないですか。だから話してごまかせるのが得意な人が文書化すると、いかにポンコツ化することはまああるわけです。

ここで書き言葉と話し言葉は違うとかというテーマも見つかりそうです。

考えたものって密度が濃くて面白い

今回はここで切り上げますが、考えるって面白いなと改めて感じています。ビジネスでもアイデアもでも、何かの発見や視点でも。面白いなと僕は思っています。

すべてオリジナルで考えたとかでないと駄目とかはないですし、僕もそうですから(笑)そうでなく、あなたがどう感じたかを言葉にすること。それが考えるということかもしれない。

そういう意味で考えはもっと溢れていていいのですが、そこって途端に消え去る。あれだけ話す、わいわい言えるのに。不思議ですよね。僕もそう思います。

そこにアイデアとのリンクはありそうです。話せばアイデアは出せるのに、書こうとするとアイデアがないというか。不思議です。ここに何かしら貢献できないかなというところですね。

それで、紙に書くことでこれらは明晰になるし、考えるから逃げるとかなく、向き合えるのがポイントです。痛いと思う人もいそうですが、痛いというよりも逆です。疲れているとトレーニングしてストレッチしたほうが疲れは取れるように、考えたくないなら無理しなくていいですが、そうでないなら多くの場合は紙に書き出して考えるほうがベターかなというところですね。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す