雑談とアイデア出しの共通点

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ビジネス・マーケティング
粗いですが結構あるかなと。そして、やることも実はかなり似ています。

ざっくりですが、まず雑談、次にアイデア出し、そしてまとめとしてみます。

雑談の上手い人は3つを意識している、と思う

とくに初対面などで雑談が出来るかどうかで、雑談が得意かどうかは見極められると思います。当然僕も絶対誰でも話せるわけでなく無理な人は無理です。とはいえ、抵抗感を感じることはごくごく稀ですので、そこを担保としてください。

1つはソナーです。潜水艦が相手の位置を知る、または知らせるために打つわけですが、打つと相手も把握するのでバレます(笑)キャッチボールという表現を会話やコミュニケーションでは「例え」として使いがちですが、ほぼ似ています。

ただ違うのは「こちらが意図的に放つ」ということです。または「相手が取ってくれる」と思いたいのですが、取ってくれるかは相手次第なので、そこそこ良い位置や角度から放つ必要性があるんですね。

例えば、「お笑い」というてテーマが良いのか、「エロ」とかもいけるのか、「社会」とか「政治」とか。「サブカル」なのか「音楽」なのか。これは大きいテーマですよね。ですが、これって順序もありますよね。

「いい天気ですね」
「そうですね、暑いですけど、雨よりいいかもですね」
「ところで、YOASOBIのアイドルって曲良いですよね?」
「え?」

というような会話を日本全国でしているとは思いませんが、唐突に言われれば焦りますよね。あとついていけないと。

コミュニケーションが苦手な人はこの話したいこと「推しの曲」とかがあっても、それを入れるところが分からないので入れられないみたいなことがあるんですよね。確かに相手が興味ないなら分からないのでそれまでですよね。なので、どこかに入れる必要があるんですね。

「いい天気ですね」
「そうですねー」
「甲子園とか見てますか?昨日はいくつか試合があったみたいですよ」
「そうですね、たまにみたり。あ、でも昨日はどこの試合だったんですか?」
「えーと、確かA高校が出てましたね。他の試合はB高校で」
「実はAは私母校なんですよ」
「そうなんですね。A高校って音楽も有名じゃないですか。ブラスバンドとか」
「そうですそうです。音楽いいですよね」
「音楽といえば、最近ハマっているのがありまして」
「へーどんなものですか?」

みたいな感じです。推しの曲を話したいので、甲子園→音楽→推しの曲というようにスライドしています。ポイントはこれを最初から企図というか、狙っていなくて、そのようになっていった、またはそれを楽しむのが雑談というところです。ゴールがある雑談は・・・雑談とは言わないです。

よって、何か雑談で生まれたら、雑談をしていたら「結果的に」生まれたという認知しか出来ません。このあたりもアイデア出しと似ていて、意図するところは何か出したいけど、でもその認識は事後しか出来ないんですね。

上の会話例はともかく、ここでソナーとは、甲子園のネタで一つとすると、例えば「野球はあまりみないですね」だと話が終わりますよね。相手次第となるのですが、では違う話題ということで、違うネタを飛ばす必要がある。

ここで、ソナーはどれくらい打てばいいか?ですが、決まりも何もないですよね。ですが、野球がだめ、音楽がだめ、社会も興味なし、ビジネスも全然、仕事もあまりおもしろくないので話したくない、食べ物も興味がない・・・だと、話が出来ないですよね。これは正直そのままですから、ここまでくると「なんでこちらが相手の興味を引き出さなきゃいけないのだ!」といって逆ギレではないですが、厳しくなると。

ここまでくると、話をしたくないのではないか?となるので、僕も話しかけなくなるというやつですね。よく誘うと断れるから誘わなくなるというのがありますが、これって自然ですよね。本当に断りたいのかとか真意はおいておいてですけどね。

ここでは、ソナーとして、相手に興味がありそうなことを色々出してみてヒットするところからまずは始めるというのがコツとなりそうです。

アイデア出しのコツ

アイデア出しもほぼ雑談と一緒です。違うのは、ビジネスアイデアとかならビジネス事例とか、幅広く出すことが求められるので、ビジネスってなんですか?とかだとちょっときついですよね。というか無理ですよね。

そういう意味で、色々なテーマや切り口、業界問わず、当然得意不得意があってもいいのですが、興味をなくさない、なんだろう?と思って考える、調べるというところがポイントです。

雑談もアイデア出しも人への興味が必須ですが、雑談においては、向かうのは話者との交流となりますが、アイデア出しは社会への興味みたいな感じがありそうです。そういう意味でほぼマーケティングといっても良くて、最終的には「愛」だと言えるわけですね。愛が足りないとは、結局興味関心、他へのなんだろう、好奇心、こうしたいという気持ちや思い、考えという総力なんじゃないかと思います。理由とか理屈ではない、直観や感情に近いですよね。

雑談とアイデア出しの共通点

まだちょっと粗いのは承知の上で、多分こうじゃないかということを書いておきます。またアップデートするかもしれません。

1つは、ソナーなど打ち手や方向性、ネタなどを持っていてそれを飛ばすこと。
2つは、その数です。1を1回やって諦めるのでなく、2,3回はやりたいですよね。
3つは、速さです。リアルタイムの会話は速度が求められるので、1つのアクセスやネタやテーマで瞬時にいくつか出てくるか。そしてそれを出せるかですよね。

さらにここに、何度もやるという繰り返しが入ります。よって、壁打ちってなんか疲れるなと思ったんですが、相当負荷がかかるんだなと客観的に見ても思ったりします。初対面だとここに相手が分からないリスクとかストレスもありますから疲れますよね(笑)これはしょうがないですが。

もっとざっくりいえば、「当たりをつけるのが上手い」ということが、雑談が上手いとか、アイデアが出せるってことだと思います。とはいえ、雑談もですが、アイデアもですが正解はないです。当たりって分からないのに、どこなの?というのが論理的な人の思考ですよね。そう思ったかはそういう思考になってます。

最初は実際は何もないんですよ。だから「天気」であり、「最近の面白いビジネスは」といってこちらで口火を切る。それをネタにしてあげると、まあ多くの人は、というかこれで詰まることってほぼないのですが、それをネタにして話してくれます。なので最初の材料提示を自家発電出来るか、自分から出せるかがめちゃくちゃ大事です。それを待っていると結構まずいというか。

総合力というのはそういうことなんですよね。だから、ネタはあるけど出してないとかはちょっと弱いですよね。あと数がないと、野球とサッカーしか話せないのはちょっと弱い。実際は知らなくても関連付ければ色々いけるんですよね、例えばダンスはスポーツかどうか、将棋はどうか、ゲームもeスポーツですよね。そうやって広げていけるかはポイントです。だから具体と抽象の世界や概念がいるんですね。できないと途端に迷子か、すぐ詰まります。

速さは実は切りがないです。まあ全部切りがないんですけど。リアルタイムの会話はすぐ出るところで、秒単位の世界かもしれないなと。とはいえだれかと競うわけではないので、ちょっと考えてみますね、といって時間を取れるならそうしたほうがいいでしょう。ただリアルタイムってそれがしづらいので、あまり実践的ではないです。非同期の壁打ちならチャットとかでできるので全然出来る人の方が多いかもですが、強制力もないのでまた難しいかもですね。

速いとはアクセスしてすぐに出てくる、想起率ってネタをこないだ考えたのですが、アイデアマンは想起率が高いので色々1つのネタで広げられるんですね。こんな感じです。

想起率150%を目指せ!.png
雑談が得意な人ってほぼアイデアマンじゃないか。そして雑談が苦手な人はアイデアもあまり出ない人じゃないか。因果ではなく相関があるんじゃないかというところでした。

逆に雑談出来るけどアイデアがないって人は、連想を意識してみると全然アイデアをもっと出せるかと。アイデアがあるけど雑談ができない人はコミュニケーションが入ると苦手なのかもしれないですね。そこを補えば面白い小商いやビジネスはできるかもしれませんね。

また考えてみたいですね。
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