ライスワークとライフワークを分けるのはナンセンス

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会社員などであればライスワーク比率が高く、仕事が終わって金曜夜とか土日はライフワークをやれるかもしれません。そういう傾向はあれど、やはりこれを分けてしっかり管理すると良さそうかというとどうもそうではないと。最も完全にON/OFF分けないと駄目という人もいると思うので例外は認めないという話ではないです。僕の中では筋が悪いって話です。

例えば僕において、アイデアの壁打ちという仕事があります。お陰さまでこれはご依頼頂くのだけど、じゃあこの壁打ち業務だけで食えるか=生計が成り立つかというとそれは厳しいわけです。次に僕の意思として、壁打ちだけで生計を成り立たせたいかについてはそこまでないというか。実践としての課題はこれは、インプットが必須なのでインプット業務としてリサーチをやっている方がむしろ大事で、それがないと枯れた壁打ちにしかならないんですね。

という意味では、会社員のノウハウをわりと安くと思いますが買えるサービスなんかは賢いなあと感じます。会社員目線では割の良いバイトみたいな感じになりがちですが、企業がそれをその値段で買うのは安いからですね。そういう裁定取引というか、世界を行き来すると価値が違う感覚は身につけておきたいというか、そうなっていく肌感覚を得たいものですね。

それはさておき、僕の中でアイデアの壁打ちはライスかライフかというと、金額でいえばライフなんですね。ライフワーク。一方で金額が大きいしライフ的でもあるものもあるでしょうし、逆もあるし、まあ色々パターンがあると。そういう中で、これはライフだからとかライスだからといって、切り分けるとまあ遊びというか余裕とか、統合や余地もなくなって、なんというかお金マシーンになるというか。

もちろん、お金に余裕とか、時間に余裕とか、何かなければそこから切り崩すというか、編集というか、変更していく必要がありますよね。そこが醍醐味だと思いますが、そこに上手い話は入る余地がないんですね。ここでの余地とは自分が色々と試行錯誤出来るアイデアの余白というか、チャレンジの間というか、そういう感じを指しています。

ライフワークと思っていたらライスになる部分もあれば、ライスワークと思っていたらライフになるものもある。というか2つに分けてどうというのがナンセンスじゃないか。もっと指標が色々あり、ものさしですね、それを大事にした方がいいよなあという話です。

ものさしが1つしかない、例えばお金であるとか、例えば仕事であるとか。それを否定しませんが、見方が偏るので結構断定的に言い切っちゃうと。それはそれで楽かもしれませんが、この1つものさしマネジメント(笑)の問題は、うまくいっていればいいけど、駄目だと途端にポンコツになると。誰しも夢ややりたいことがあるわけでもないですが、たとえあってもそれが叶うわけではない。プロ野球選手になりたい人が叶わなかったらそれで人生が駄目なわけでなくて、違うものを探したり充実を探せばいいだけなんですよね。こういう行為に対して今は大分変わったのかなと思いつつも根底にはまだまだそういうチャレンジャーを蔑む雰囲気があるんじゃないかなと。僕はそれを忌み嫌うのですが、人の不幸は蜜の味というくらい人の失敗は美味しいんですね。

そういう復讐系の漫画とか、エグさがあるのも漫画レベルにあるのは現代っぽい感じもします(笑)だけど、それはまあエンタメとして許せるかはおいておいて、やり過ぎもほどほどにってことで、やはり1つものさしでなく、2つ以上、複数のものさしがいるんじゃないかなと。

そういうものさしが複数あれば、うまくいかなくても違うものさしでそこを切り抜けたりカバーできたりします。自戒を込めて(笑)
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