最初はみんなアイデア初心者だ

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ビジネス・マーケティング
今回ははじめてアイデアを出そうと取り組んだ人が陥るであろう話を書いてみます。

僕は最初からアイデアが出せたか?

答えは当然NOです。いいえです。否です(笑)

僕がアイデアを出すというのを意識したのは、2009年頃です。それ以前はプログラマとして会社員をしていたのですが、その時は仕事上で自分の考えたことを実現できないのがやや不満でした。(結局これは起業してみるという形で解決に向かいます。起業そのものは短いものさしでみれば失敗に終わっていますが)

その時仕事で思ったのは、設計書ですね、決められたとおりに作るのが仕事だったんですね。実際に僕の中では「こうしたらいいのでは」という提案をしたかったはずですが、そういう提案が出来るともあまり当時思えてなかったんですね。こういう感覚は当時そこまで言語化もできなかった気がします。

その話はさておき、2009年頃に起業をしたのもあったので、さて何しよう?ってなるんですね。

そうか、アイデアがないといけないなーというところで、アイデアや企画に文字通り「俄然」興味が湧いたので、調べたり勉強していったんですね。

世の中の企画本みたいなビジネス書を読み漁った

気になった企画本はそれこそ読み漁りました。よく言われますが、全く知らない分野などはいくつか本を読めば概略図みたいなのが見えるってやつですね。実際には発想法もですが、書かれたことを試したりしつつというところです。

千本ノックみたいなのも自主的にやりましたし、それはもう自分がアイデアを出せるとは信じてなくて(不安があるという感じでなく)、出せるようになるんだろうかみたいな感じでふわっとしていました。

今でこそアイデアは出せると言い切るのですが、当然期待値に合うかはぶっちゃけオーダー次第です。つまりお客さんの期待値次第ですし、そのコミュニケーションもあるので、どんな人でもいけるとは全く思いません。その確度を上げるのが仕事の醍醐味でもあるかなと思います。

そうやって、ビジネス書である企画に書かれた本を読み漁ることで、練習してなんかやっていったというのが僕のアイデア思考術みたいな取り組み方というわけです。つまり、結構時間はかかっているわけですよね。

アイデアを出すことは仕事になるかを検証した

これは僕のテーマでもあるんですが(正確にはテーマになってしまっている)、アイデアも含めて何が仕事になるか、ビジネスとなりえるかという視点や着眼点です。妙な怪しいやつはスルーですが、そうでないなら面白いやり方だなとか、面白いビジネスはなるべく体験したり見ようとするわけです。

だからこそ、自分でいえば、アイデアを出すことが仕事になるのだろうか?というのを思いついたので、試してみたんですね。これは今でもやっています。

結論的にはアイデアを仕事にすることは可能です。ただこっから色々条件があるのですが、思いつきで思いついたものを誰かが買うかはほぼないんですよね。そこは「商品」化するということで、色々と考えることが生まれるわけです。あと、企画という意味では形にできるか、ということも求められます。

わかりやすくいえば、ロゴデザインをする人は、ロゴのアイデア+デザインする技術を売っている、ロゴデザイナーはそうですよね。もちろんそれ以外の人もいるでしょうが、抽象化すればそうまとめられると。

アイデアマンなら、アイデア+アイデアを形にするというところまでいくと、まあ良い感じになるんじゃないか。というのが僕の見立てです。

その経験から、アイデアは商品化することで適切に売れるというのが見えてきました。アイデア=商品化とは、「健康グッズ」みたいないわゆる「モノ」として売るというのは狭義かなと思いますが、それとは異なります。

あくまで、アイデアを売る先とか人や買う企業が、どうすると嬉しいか。それって「アイデア」というよりも、多くの人にとっては「企画」だろうなとか、「ビジネスモデル」とかだよなあと思いますが、そのギャップがあるんですね。

これは前の記事でも書いた、「アイデア」の定義のギャップから生じるやつですね。これはもうズレを込みで、相手がどの粒度、定義をしているかを見極めつつしかないかなと思います。

それで、アイデアをどうするといい感じで継続して、わりとお客さんもこちらもハッピーでいけるか。そういうところは、なんだかんだ見えつつあるので、より深めつつ、取り組みをしていこうって感じでいます。

逆にいえば、アイデアを出してお金をもらう、というのは楽とかみたいなことはなくて、むしろ未だに「こんなのでいいのかしら」とか思うことはあります。それは評価されることもあるのですが、コンペなどは「そのアイデアでいいのか」という視点や期待値のずれなども普通にあるからです(笑)
このあたりは長くなるので、追々ですが、また書いてみます。

新たな取り組みを始める時うまくいかないのが普通

話を戻します。

最初は僕もですが、単に今取り組む人より早いだけというだけで、先輩というか先達っぽくなっているだけです。それだけなので、それ以外の意味がないんですね。偉そうにしているわけでもないと。

これからやろうとか、これから取り組む、アイデアに限らずですけど、やはり最初はうまくいかないというか、エラーしたり、ミスったり、自分が思うようにならないって「中長期視点」を入れてもらえればベターかなと思います。

そういう意味で、アイデアを出すことに慣れている自分にとって、小難しい事を言っているだけということもありそうなんですよね。

例えば、自転車に乗る時「目線はまっすぐ、倒れないようにバランスを保って、下をみない、足で漕ぐ、足をつかない、ハンドルは真っ直ぐ、後ろをみない・・・」みたいなことを一気に言われても分からなくないですか?(笑)でも、こうやって言っているんじゃないのかなと、客観的に見て思ったんですね。

であれば、メッセージは1個とか、3つとか。最初のやつですよね。まずはこうしてと。それが出来たらこうすると。これって自分の話ですが、新しいことをやろうとしていたときに情報が多すぎるとやる気がでないんですよね。注意が逸れるから。

これを踏まえて、シンプルにアイデアを考えることをやろうとしています。アイデアの出し方は全然変わらないのですが、始めてやろうとする人がどうやると良さそうか。そこに絞って考えていこうとしています。

今回はこれくらいで。

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