些細で地味なアイデアが良い

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ビジネス・マーケティング
アイデアの可否や是非というのはあまり筋が良い話にならないかなと考えています。

例えば、アイデアAよりアイデアBが良いとか。そういう評価ですね。もちろん例外としてはアイデアを収束する(絞り込んでいく)ことは必要ですし、そういう状況では比較はしないといけないですと。

一方で、アイデアを発散していく時とかに、アイデアAがいいとかアイデアBがいいとかって些細な問題でしかないので、こだわる意味がないんですね。

今回は些細な、小さな、地味なアイデアが良いということを書いてみます。

留意としては「大きなアイデア」がだめでもなく、まずは小さいアイデアから始めていけばいいという話です。

全体としては肩の力を抜いて、力まず、リラックスして、自然体で、これでどうだろうか?みたいな問いかける、投げかけるのがいいんじゃないか。という結論ですね。

一つのアイデアで世の中を変えなくていい

自分のアイデアやビジネスアイデアを考えるというとき、力んでしまって、ものすごいものを考えないといけないって思う人はいるわけです。これは僕も分かるので、「それはそうなんだけど、別に一発で何かやらなくてもいいんじゃないですか」と答えたりします。

要するに今まで見たことがないアイデアとか、人が知らない解決方法とか。びっくりや驚きみたいなものをすごく考えると。そのベクトルは悪くないものの、別にアイデア、その一つにそれほどまで高めなくてもいいと思うんですね。

実際にアイデアはどこかにありそうだけど、確実に形にしていく企画やビジネスも魅力だなと。いやむしろ、形にできなかった「すごそうなアイデア」の方がちょっと悲しいというか。ならば、実行性のあるアイデアが良い感じがすると。

くどいですが、この時大きなアイデア、夢があるとか、すごそうなアイデアが駄目なんじゃないですね。それもいいと。でも、それを語っても何も始まらないとか、何も行動できないなら、ちょっと待ってくれよという感じですね。

小さなアイデアの積み重ねで企画は生まれる

あくまで僕の感覚ですが、千里の道も一歩からというところです。

例えば僕が新しい企画やサービスを始めるとして、それも最初って「こんなのあったらいいのではないか」とか「なんでこれで困る人がいるんだろう」とか「自分が困ったから解決出来る方法があるといいのではないか」とか。そういうまさに、小さな疑問。それに対して小さな解決策やアイデアを思い付くことから始まります。

これって課題発見とも言えますが、自分が直接感じた見たことでもいいし、誰かの話でもいいわけです。あとはそれをどう自分ごとみたいにリンクさせていけるかどうかだけなので。

最近の寒波で水道管が破裂したーというのもアイデアで解決できるかもしれないし、できないかもしれない。そこって答えはないんですけど、そういう不とかニュースから気づけるものも多いと。

僕の例でいえば、働くことに関して色々と疑問や分からないことがあってワークショップではないですが、色々な人を呼んでイベントをやったと。それはそれで楽しみながらやっていたのだけど、それはそれで面白かったっぽいと。そこでまあ成功としているんですが、その上で僕の中では学びがあって見えたこともあったので、そこでプロジェクトというか企画は解散したんですね。

これも、いきなりものすごく企画やイベントをやろうとかってすると出来ないので、簡単なことでいいんだよ、小さなことでいいんだよって、言い聞かせてやるくらいで丁度いいのではないかなと思ってます。とくに壮大なことをやろうとして考えるけど、なかなか一歩を踏み出せない人とかはオススメの対策ですかね。

小さなアイデアでいいって例えば何がある?

一つだけ具体例を出してみます。

スケッチ帳を最近買ったのですが、通常使う分には困らないものの、持ち運ぶ時にページがばらけると。例えば本とかノートとか、手帳なんかもですが、ゴムバンドのようなもので止めたりして、ばらけない工夫がありますよね。

あれ自体は知っている人には普通かもしれませんが、僕には有用性を肌で感じてなかったんですね。そこで、手持ちのブックバンドをスケッチブックに止めてみたら、これがぴったりだったんですね。

こういうことってめちゃくちゃ些細なことで、地味なことだと思うんです。ですが、商品アイデアとなるか、ニーズとなるかは一旦おいておきます。ビジネスになるかとかもです。

ただ、ここで一つ事実として、
・スケッチブックなど、ページがばらつくことがある
・とくに持ち運ぶ時にしっかり固定できないといけない
・大きめのスケッチブックではなく、小さいスケッチ帳を想定
・ゴムバンドなど、ゴムや何らかの方法で止めるとばらつかない
・ノートなどもそうだが、バッグに入れて固定できないと、ページがめくられてしまって、最悪破れたりしてしまう。または折れたりする破損が懸念される
ということはあったわけですね。

もしこれをニーズを調べたりビジネスとしたいなら、同じようなことで困っている人がいるかとかを調べたり。この時はブックバンドで解決したけども、それで充足してしまって、特に新たな解決策を提示しても意義がありそうか。お金をそのアイデアに払ってくれるか。ということを考えていくといいわけです。

もちろんそれを望まないならこれでこの話、ネタは終わりです。
ただ、こういうネタを見つけて考えること、何度も考えて遊んでみる。まさにこれは遊ぶことに近いのですが、そうやってアイデアは生まれて、小さな地味なことが蓄積していって、それらが大きな企画やサービスになるかなと僕は考えています。
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