『夫婦の絆』

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ども~、皆さん元気い~~!

「本来の自分を生かそう」が、このブログのテーマです。

昨年末、入院していた時のお話しです。

キンおじさん、入院直後から原因不明の39℃を超える高熱が出て手術ができず、悪寒や頭痛などで苦しんでいました。

そんな時に81歳(後で聞いてわかる)の男性Mさんが入院(4人部屋)してこられました。

看護師さんや看護助手さんが体調チェックや食事を持ってきてくれる度に、心のこもった「ありがとう」の声がカーテン越しに聞こえてきていました。

自分がしんどいこともあり、同部屋の人たちとの会話を避けていました。

特にそれまでの同部屋の人は、70〜80歳の世代によくある「えらっそう」な方ばかりでしたので、話す気にならなかったですね(偏見です。すみません)

Mさんはフランクに声をかけてきました。

Ⅿさんの出身地が、キンおじさんが子供の頃、自転車で15分程度の隣町という奇遇もあって、辛い入院生活の中でひとつだけ人との繋がりができました。

Mさん、大動脈瘤の再発で2度目の手術になったとのこと。キンおじさんよりもずっと難しい手術でした。

数日後、Mさん手術の朝。「頑張ってくださいね!」と声をかけて見送りました。

その後、「術後は1週間ほど個室になる」と聞いていましたが、順調に回復され、また同じ4人部屋に戻って来られました。

その頃にはキンおじさんの熱も下がって、メドの立たなかった手術にも光明が見え始めていました。サッカーワールドカップも深夜にコソッと見れるようになっていました。

Mさんとは毎日1回夕方、食堂で話し込みました。

キンおじさんは聞き役が多かったですが、Mさんの企業戦士だった頃の話、転勤先の職場で知り合った奥様の話、大学で建築を専攻する孫娘さんの話やら、生き延びられたという安心感からでしょう、楽しそうに話をされていました。

キンおじさん、あの有名な建築家「隈研吾」(※)氏の講演会で、目の前でサインを入れてもらったデザイン本を持っていました。
※東京五輪開催の新国立競技場など、数多くの建築設計をされている超有名な建築家

「(建築専攻の)お孫さんに差し上げてください!」

かなり遠慮されましたが、「僕持っていても何の役にも立ちませんから」といって、Mさんに差し上げました。

キンおじさんもやっと炎症反応が下がり、手術の日の朝を迎えました。
看護師さんにオチン○○にオシッコの管入れてもらい、いざ出発です。

ベッドに乗せられたまま病室を出たところで、Mさんが大きな声で「○○さん、頑張れ!」って言ってくれたのが聞こえました。

(数日後)

Mさん退院の日、奥様とお孫さんがお迎えに着ていました。

「この子が建築の勉強してる孫ですわ」

もう十分ですから、というくらいのお礼の言葉をもらいました。お菓子まで頂いて。

キンおじさんから、奥様に「Mさんから奥様とのラブストーリーを色々お聞きしましたよ!」と暴露してしまいました(何を聞いたかは話していませんが)。

なぜ、それが言いたかったか?

Mさん、万が一の時のために、奥様に読んでもらえるよう病室のカバンに手書きの遺書をしのばせておいたのです。『すべての財産を奥様に』と書いたと、お聞きしていました。

万が一の時、奥様がカバンの中身を片付ける時に遺書があることに気付いてくれると思って…と言われていました。

奥様が、実家から遠く離れた自分のところに嫁いで来てくれた。その後、単身での海外赴任や転勤が多かった。

それなのに家で子供を育て、自分についてきてくれた奥様への、Mさんの感謝の気持ちを、キンおじさん、奥様にお伝えせずにはいられませんでした。

「また通院の時にお会いできると良いですね!」


今から、4ヶ月ほど前に、実際にあったお話しです。

この先、Mさんにお会いすることがあるかどうかはわかりませんが、お互い元気でいたいものです。

「Mさん、奥様とお二人でいつまでもお幸せに!」

これからも「四柱推命」を活用しながら、「自分の生かし方」で皆さんのお役に立ちたいと思っています。

次回以降も、キンおじさんのブログ、よろしくね~~。
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