「花の中3トリオ」森昌子さんの『自分の生かし方』

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ども~、皆さん元気い~~!

「本来の自分を生かそう」が、このブログのテーマです。

前回ブログの続き。キンおじさんと同い年「花の中3トリオ」の人生を「四柱推命」で観るシリーズです。


2人目は、森昌子さんです(1人目は山口百恵さんでした)。

昌子さんの人生を簡単に紹介します。

今から50年ほど前、大人気オーディション番組「スター誕生」の初代グランドチャンピオンになり、芸能界入りしました。13歳の時でした。

とにかく歌がうまかった。当時のアイドルは、それほど歌がうまくなくても良かったんです。

そんな中、「歌のうまさで勝負!」。そしてデビュー曲「せんせい」が大ヒットします。

レコード大賞新人賞を受賞するなど、最高の滑り出しです。

19歳頃からは演歌へ。23歳にはNHK紅白歌合戦のトリを務めます。

28歳で森進一と結婚。デュエットで歌うこともありました。

三人の息子にも恵まれます。すべてが順調に見えました。

しかし、いつ頃からか精神的に不安定になっていきます。47歳の時、過呼吸で緊急入院するという出来事がありました。

そして森進一さんと離婚します。

3人の男の子の親権を分け合います。長男の親権は昌子さん、次男、三男の親権は夫の進一さんが持つことになります。本当に精神的に辛い、かなりの試練ですよね。

その後、歌手活動を再開しますが、うつ状態になったり、子宮頚癌を患うなどつらい日々を経て、61歳で芸能界を引退しました。


さて、これから「四柱推命」で、昌子さんの『運』と『命』を観ていきます。
※聞いたことのない理解不能の言葉がいくつも出てきますが、わからないところは無視して読んでくださいね。

森昌子さん(現在64歳)は、1958年10月13日生まれです。

「四柱推命」の命式では、昌子さんは、秋(戌)月生まれの日干が「癸(みずのと)」、月支元命が「正官(せいかん)」の人です。

まず日干の「癸」は、“雨露”のようにすべてのものを潤します。穏やかに物事を進め、耐えることを知っている人です。

また月支元命の「正官」は、社会の秩序やルールを重んじ、きちんと守ろうとする人です。職業で言えば公務員が向くような人です。

芸能界で活躍するような方は、身強の人が多いです。簡単に言うと自我の強い人が芸能界向きということになります。

昌子さんは、自我をあらわす通変星「劫財(ごうざい)」を、命式中に2つ持っています。ただギリギリの「身強」であって、自我が特別に強い方ではないです。

昌子さんは5つの通変星のうち、「劫財」が2つ、あとは3つとも「正官」です。

せっかくの劫財も、3つもある正官のために常に自分が剋され、自我の強さを発揮できません。

では、何故芸能界で活躍できたのでしょうか?どうやって昌子さんは自分を生かしたのでしょう?

まずは、運命の『命』から。

Wikipediaによれば、芸能界入りのきっかけは、叔母さんが作ってくれました。叔母さんは、昌子さんの引っ込み思案で人見知りな性格を直そうと、本人には内緒で「スター誕生」に応募したそうです。

歌が好きで上手であることは、昌子さん自身も自覚していたとは思います。

しかし自我が強くないので、自分から歌手になりたいなんて、考えもしていなかったと思います。

ところが、実際に「スター誕生」のオーディションを受けてみると、昌子さんの気持ちは変わっていきます。

そして叔母さんの自分へ優しさに報いること、決して裕福ではない家計の助けに自分がなることが、昌子さんを頑張る気持ちにさせたのだと思います。

「正官」という星は、冒険をしない星ですが、歌唱力に自信があって、自分を支えてくれる人、自分が支える家族への思いに変わり、むしろ冒険ではなくなっていったと考えられます。

自分に課せられた責任のようです。「正官」らしいと言えます。

逆に言えば、自分だけの夢であったら、歌手への道には進めなかったと思います。

次は、運命の『運』です。

“大運”では、“接木期”(11歳前後)を過ぎたばかりの13歳の年に「スター誕生」のオーディションに合格し、初代グランドチャンピオンになります。
※注)接木期とは30年毎にやってくる運気の大きな変曲点のことです。

11歳から21歳は「偏官」の星が巡っていました。官星は自分を剋するものですが、昌子さんにとっては「喜ぶべきもの」になっています。

21歳から31歳も「正官」です。アイドルから演歌歌手へと活躍が続きます。
28歳で森進一さんと結婚します。

その後も順調そうに見えましたが、次の“接木期”41歳を過ぎたあたりから、人生が大きく変わってきていることが表面化してきます。

31歳〜41歳は「偏財」、41歳〜51歳は「正財」、その後は「食神」、そして61歳引退まで、昌子さんにとっては、火行、木行の「忌むべきもの」が回っていました。

61歳の引退は少し遅かったかもしれません。
火行や木行が巡ると、「劫財」の自分の力が奪われ弱められてしまうからです。

「10年くらい早く、芸能界を辞められたら楽に生きられたかも?」と、思ってしまいます。

引退前の10年は、精神的にも体調的にもかなり苦しかったはずです。

(生まれ時間がわからないので、完全には鑑定できませんが、)「忌むべきもの」が巡ってきている時は、なかなか思い通りにはなりません。

でも振り返れば、「一度しかない人生」。

昌子さんは、もっとも自分が強い時の『運』を活かしました。

しかし、「四柱推命」の占い通りに、自動的にきっかけをつかめた訳ではありません。

父親の猛反対があったようですが、それを押し切って、本人の意志で前へ進んだ結果です。

そして引退の時まで、日干「癸」、月支元命「正官」の人らしく、周囲の人に気を配りながら、粘り強く頑張り続け、みんなから惜しまれ祝福されて、芸能界を去っていきます。

今はストレスのない穏やかな日々を過ごしておられることを、同い年の人間として心から祈っています。


次回は、桜田淳子さんの『運』と『命』について、「四柱推命」で読み解いてみます。


次回以降も、キンおじさんのブログ、よろしくね~~。
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