お疲れ様です。
今日は新型コロナウィルスの影響を受け売り上げ確保の為に
「オンライン」の世界に出る事を検討している方に向けて記事を書きます。
自粛効果で売り上げ確保が難しくなりお弁当やtake outを始めたという声を
多く聞いていますし、実際よく目にするようになりました。
そんな方々の声を聞くと以下のような回答が返ってきます。
*何もしなければ潰れるのを待つだけ
*一定の売り上げは作れるが確実に事業が存続できるレベルではない
お弁当やtake outも減少分を補うには足りず「他にも何かやらなければ」という事でオンラインの世界に
飛び出してみようという方も多くいるようです。
まず最初にお伝えすると確実に失敗します。
冷静に考えてまったく「あなたのお店を知らない・商品を知らない人」があなたが
これからオンラインで販売しようとする商品を購入するでしょうか?
そして、そもそも世間の方の検索にあなたの商品が引っかかるでしょうか?
答えはNO!です。
あなたが取り扱っているものに「客観的な価値」があるならば別ですが食材や
料理等は違います。
ここでいう「客観的な価値」とは簡単にいうと他の店でも売っているものです。
例えばカップ焼きそばのUFO等です。
これをオンラインで売るのは簡単です。
一番安くすれば売れます。
理由は以下の通りです。
*UFOの品質を誰もが既に知っていて高品質だと把握している。
*比較するポイントが値段だけに絞れる。
ただオンラインの世界は甘くありません。
貴方が地域ナンバーワンの個人商店であっても世界には山ほど猛者がいます。
貴方が猛烈な企業努力の末に売り出した「激安値」はいとも簡単に抜かれてしまうでしょう。
まず理解しなけばならないのは、貴方の店が地域で売れているのは地の利だという事です。
例えば貴方が味も品質もまったく同じカップ焼きそばを作って、世の中で最安値のUFOより安く販売したとします。
それでも無名のカップ焼きそばなんて誰も買いません。
そしてそのカップ焼きそばに付けられた値段が高いか安いかも気付かないままでしょう。
理由は無名商品の価値が理解されていないからです。
オンラインでUFOとまったく同じ味だという事を伝えるのは至難の業です。
ここからが大事な部分です。
お客様は「買う理由があればあるほど買う」という事を知ってください。
ただただ安いという事は、実は買う理由の一つなだけで全てではありません。
味や品質も買う理由の一つなだけでこれも全てではありません。
そして、オンラインの世界では味や品質を新参者が伝えるのは「ほぼ不可能」と捉えた方がいいんです。
「ではしなければいけないことは何か?」
答えは、買う理由を発見させてあげる事や付加価値を付ける事です。
今日もTwitter上である方と出会いました。
その方は焼き鳥屋さんを経営していました。Take outも始めました。
もつ鍋の通販も始めました。
私は通販は売れていないだろうなと思いました。
結果、売れていました。
そんなはずはないと思いました。
売れる理由がないのに売れるのはハッタリや背伸びだなと思いました。
よく話を聞くと、その方はメルマガをやられておりました。
お客様はそのメルマガから波及していき増えているそうです。
私はそれを聞いて、売れているんだろうなと思いました。
そしてその理由は「信頼の獲得」に成功している事にあると思います。
つまり、メルマガを通じてその方は「この人の売っているものならば間違いない」という
価値を商品ではなく、個人に付けていたという事です。
噛み砕いていうと、見ず知らずのキャッチに薦められたキャバクラとキャバクラ大好きな友人に
薦められた店と同じくらい差があるという事です。
何が良いのか聞く必要がなく、自分で判断する必要すらないくらい信頼には説得力があります。
ただ、問題は信頼を勝ち取るには時間が掛かるという事です。
これから信頼を得ようとしても信頼を得る前に店が潰れてしまいます。
だったら貴方はどんな「買う理由」を提供し、「付加価値」をつけますか?
*あとがき*
日頃来ていただいているお客様が何故来店してくださっているのか
それからお弁当やtake outが売れている理由も一度考えてみて下さい。
何となく理由なく上手くいっている店は、理由を明確にしておかないと売れなくなった時に
何が原因か分からなくなりますよ。
ちなみに私はココナラで悩み相談を受けています。
一緒に問題解決してみませんか?